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38歳で地元に“出戻り”した元キー局アナの激動の1年。実家の父と対立したことも

庭の手入れをめぐって父と対立

 そんなこんなで無事、実家に着いた後も壮絶だったなあ。亡き祖母が使っていた部屋が物置部屋として残っていたので、その空間で生活をすべく終わりのない実家整理に挑んだ私。  ウン万円と言う大金を払い、粗大ゴミを処分しましたが、あの法外な価格、今思えば悪徳業者だったのかも。やられた!  室内整理が済んだと思えば、次の問題は庭! 草ボーボージャングルをどうするかというところで、実家の父と対立。こんなに草が茂っていたら、リリーがマダニに襲われる! お金を払って業者を呼ぶ! と主張する私に対し、父は、 「いやいや! 庭は誰にも触らせん!」  みたいな不毛なやりとり。大バトルを経て、今では穏やかな同居生活を送っております。  結局父は庭いじりが趣味だったようで、自分で全部やりたかったのですね。丁寧に自ら庭をきれいにしてくれました。  最初は父親とリリーの関係性が心配でしたが、今では父親が帰ってくればお気に入りのぬいぐるみをくわえて尻尾をブンブン、リリーは熱烈歓迎。ハグハグチュッチュするような二人。本当によかった。

素晴らしすぎるご縁に感謝

『poroco』撮影のようす

『poroco』撮影のようす

 2016年にTBS退社後表に出ることがなかった私でしたが、今年に入ってありがたいことに執筆やテレビコメンテーターのお仕事ができるようになったことも感謝しかありません。  本当に多くの方にお世話になり支えられ、そして新しいお友達もいっぱいできた、私にとっては素晴らしくもったいないほど実りの多い一年でした。  個人的に、実は……愛犬リリーと今年の締めくくりに雑誌に登場できたことが嬉しくて嬉しくてですね……。お前は犬の話ばかりだな! と呆れないでくださいませ。  札幌の食とライフスタイルを発信する『poroco』という人気雑誌が北海道にあります。2025年の運勢や神社巡りの特集で、私が趣味としている狛犬巡りに関する記事を寄稿することになったのです。  その際に、せっかくだったら愛犬であるリリーちゃんと一緒に、神社で撮影をしませんか? と言っていただけて……こんな貴重なことはありません!  私が愛する狛犬の横で、リリーが「生ける狛犬」として写真撮影できるのです……。もう私はステージママ状態に。  自分の愛犬がメディアに出るということは、自分のこと以上に緊張し、そして舞い上がってしまうとよ~くわかりました。12月20日道内発売だったのですが、私はもう朝一番からそわそわ。  近所のコンビニにわざわざ電話をして、porocoは入荷していますか!? という迷惑極まりない問い合わせをし、真っ先に店頭へ! 複数冊ゲット! 常にカバンに入れて歩き、知り合いに会ったら配っちゃおうなんて考えている私。親バカ! ていうかバカ!
掲載された『poroco』

リリーと私を掲載していただいた『poroco』

 そんなこんな、素晴らしすぎるご縁がたくさん生まれた今年に深く感謝。そしてここまで読んでくださっている皆様にも心より感謝しております。  2025年、お一人お一人に楽しいことが山ほどあって、一日一日が愛しい日々になりますように。来年もよろしくお願いいたします。 <文/アンヌ遙香>
アンヌ遙香
元TBSアナウンサー(小林悠名義)1985年、北海道生まれ。お茶の水女子大学大学院修了。2010年、TBSに入社。情報番組『朝ズバッ!』、『報道特集』、『たまむすび』などを担当。2016年退社後、現在は故郷札幌を拠点に、MC、コメンテーター、モデルとして活動中。文筆業にも力を入れている。ポッドキャスト『アンヌ遙香の喫茶ナタリー』を配信中。Instagram: @aromatherapyanne
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