
小さな子どもを看病するうちに、親まで病気になってしまうのは“育児あるある”です。
とはいえ、容子さんのお店は年末年始も食べにくる地元客のために、休みは12月31日から1月3日までの4日間のみ。その心境は穏やかではありません。
「客商売にとってはとりわけ貴重な連休なのに、自分がダウンしてしまったのでどこに行くこともできず、豪華な食事を食べることすらも叶わずじまいでした。
通院も結局あきらめ、代わりに医師に家へ来てもらえる往診サービスを頼みました。もちろん年末なので通常にも増してバカ高い診察代でしたが……。
カウントダウンから元旦にいたっては高熱で寝込んでおり、記憶すらありません。その後は薬が効いて熱も下がったものの、解熱後2日間は家から出ないようにと言われていたので、スマホアプリで漫画を読むくらいしかできませんでした。
文字通りの寝正月で休みが終わってしまったのです」

家族の看病に追われるばかりか、書き入れ時に夜の営業を中止し、しまいには自分まで感染と、踏んだり蹴ったりの年末年始を過ごすはめになった容子さん。このことを戒めとして、感染予防にさらに力を入れるようになったと言います。
「夫にも、人混みに出かけるときにはマスクをするよう口を酸っぱくして言っています。もちろん家に帰ってからの手洗い・うがいも徹底させていますし、今年は家族総出でインフルエンザの予防接種も打ちました。
普段からの体調管理が物を言うのだと、あらためて身に沁みています」
なにかとイベントごとが多い年末年始。ちょっとした気のゆるみや疲れでも、積み重なると体調を崩す原因になってしまうかも。
寒い季節はまだまだ続きます。皆さんも体調にはくれぐれもお気を付けください!
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<取材・文/池守りぜね>