
「仕事がはじまる前々日になると気も引き締まったのか、『学校を卒業してからずっと仕事をしてきたから、休暇が取れたことで解放的な気分になっちゃった。羽根、伸ばしすぎたね。ごめんね』と謝ってきましたが、『今夜が最後だから』と飲みに行ってしまったのです」
ところが夫が出かけてすぐ、義母が「近くに来たから」とデパートで買った惣菜を届けに来てくれました。義母はその日も来訪するとの連絡をミワさんに送っていましたが、赤ちゃんが起きないよう消音に設定していたため気づかなかったようです。
「夫は買い物に出かけたのかと聞く義母に、我慢できず『友だちに誘われて飲みに行きました』『毎晩のように飲み歩いています』と真実を伝えたあとは、雪崩のようにこれまで黙っていたことを話していました」

結婚してからも夫は家事に非協力的だったなど真相を知った義母は、自身の夫も家事や育児を手伝ってくれなかったなどと過去のことを語りながら大激怒。そしてある程度の怒りを吐き出すと、ミワさんの夫に電話。帰宅を待って、みっちりお説教したそうです。
「夫は、義母から預かっていた子どもの洋服代を着服したうえ、ウソをついてゲームの課金分を義母に支払ってもらおうとしていたことも判明して……。もろもろの悪事がバレた夫はキツくしかられ、給料は私が管理し、夫は月1万円のお小遣い制となりました」
家事や育児に積極的な夫の育児休暇は歓迎でも、食事の準備から金銭な負担まで増やされると、離婚の火種にもなりかねません。夫が育児関連の休暇を取得する場合は、事前に家事や育児の分担について話し合っておくのもひとつの方法といえるでしょう。
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<取材・文/山内良子>
山内良子
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意。