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男性に貢ぐことをやめられない39歳2児の母「夫にレシートを見られて…」

有休を使って推しを見つけるように

 美穂さんが思い出したのは、貢いで喜びを感じるあの感覚です。そこで、まず美穂さんは持っている有休を上手に使い、週に1日、午後休を申請。 「昼から夕方にかけて、貢げそうな推しを探しに行きました。アプリを使うと、昼から会える人もたくさんいて、少し年下の男性でイケメンを見つけては盛り上がって。その男性が欲しいものを買ってあげた時に満たされる、あの感覚を取り戻していきました」  昔のときめきを取り戻した美穂さんは、心が満たされて家庭でも子どもに対しても穏やかに過ごせるようになったんだとか。 「男性の喜ぶ顔って、無邪気でとても美しいんです。私が存在している価値を見出せる感覚です!“あ、私、役に立てている”と感じる瞬間が好きで」  アプリで出会った推しの人数は増え、今では3人になったそう。

推しにプレゼントする物とは

プレゼント 男性がリクエストするプレゼントは、通勤用の靴や時計、炊飯器や掃除機などいろいろ。リクエストされる度に、ブランド店や家電量販店で待ち合わせをし、プレゼントしてから食事に行くことがほとんどなんだとか。 「先にプレゼントすると、その後の食事中も男性が嬉しそうにしている様子が見られるから、また私のテンションが上がるんです。食事の支払い時に『ここは俺に出させて』と言われることもあるのですが、私が出したい派なので最後まで断っています」  そんなに貢いでばかりで、自分が欲しい物は買えているのでしょうか。 「私、物欲ないんですよ。必要なものはひとつずつあればいいし、物は壊れるまで使います」と言う美穂さん。
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順調な推し活と家庭に忍び寄る影
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