そしてしばらくベンチでコーヒーを飲んだり、手をつないであちこち散歩していたら…。
「K太くんの様子がおかしくなってきて、青い顔で『ちょっとトイレに行ってくる』と言って公園のトイレにこもり帰ってこなくなってしまったんです」
心配しながら近くのベンチに座って待っていると、K太くんからLINEがきました。
「『ごめんなさい。吐き気と下痢が止まらないから、先に帰って』と書いてあって…あ、これって私の作ったおにぎりに当たったって事だ!と頭を抱えてしまいました」
夏日に生たらこ入りのおにぎりは、痛みやすそうですよね…。
「つい、恋に浮かれてK太くんの好物を手作りする事ばかり考えて、生たらこのおにぎりが痛みやすいとか頭になくて…申し訳ない事をしてしまいました」
とぼとぼ一人で帰宅したM菜さん。
「あれから何度も『本当にごめんなさい!』とLINEしましたが、K太くんから返信はあるものの二度と会ってくれませんでしたね…あぁ、ホントやっちゃいました」
続いては、寂しさから、お酒の失敗をしてしまった女性です。
「コロナ禍なので、友達を飲みに誘うのも気が引けるし…しばらく彼氏もいないので毎晩のように一人で夕飯の時に晩酌するようになってしまって」
N実さん(30歳・派遣社員)は、バラエティー番組や、お気に入りのドラマを観ながらビールを飲む事で寂しさから逃れていたそうです。
「そんなある日、つい調子に乗って『明日は休みだしトコトン飲むぞ!』と何缶も空にしていたら、いつの間にか眠ってしまって」
朝、目覚めてみるとLINEの通知がたくさんきていたそう。
「寝ぼけ眼で見てみたら、元カレ3人から同時に『どうしたの、大丈夫?』『N実、引っ越してないよね?とりあえず家の近くまで来てみたよ』『明日なら会えるよ!待ち合わせどうしようか?』などのメッセージと、着信が何件もあって」