「いくら美容師さんが『絶対キレイになりますから』と言ってくれても、そんなの簡単には信じられないし、半信半疑のまま切ってもらっていたのですが…私、思っていたよりずっとショートが似合っていたんですよ(笑)」

おでこを出したショートにしたことで清潔感も増し、サイドの髪を耳にかけて明るい印象になったそう。
「ショートにしたら老けるかな?と思っていたらそんなことはなく、返って若返ったように感じました。美容師さんが興奮気味に『ほら、絶対に似合うと思っていたんですよ!やっぱりめちゃくちゃいい!」と喜んでくれて、私も楽しい気持ちになりました」
イメチェンを果たし、ご機嫌の美紀子さんでしたがある問題が浮上してきました。
「家に帰って改めてクローゼットを見てみると、暗いトーンのつまらない服しかなくて、新しいヘアスタイルに合う服が一着もなかったんです。ずっと無難でいいやと、適当にシンプルな服を買い続けていたので」
そして美紀子さんは久々に、洋服や靴にバッグや化粧品などを大量に購入したそう。

「買い物ってこんなに楽しいんだなと思いました。店員さんが私にどれが似合うか一緒に考えてくれて。
今までは『私に似合いっこない服を勧めてきて何なの?ただ売りつけたいだけなんだろうな』と思っていましたが、それは私の自信のなさからくる“いじけ”だったんだと気づくことができました」
翌日美紀子さんが出社すると「どうしたの?まるで別人みたい」「そんなにキレイだったんですね」などと、すれ違う人みんなに話しかけられて嬉しくなりました。
「私はあまり自分から話しかけたりできない性格で、いつのまにか仕事の話しかしなくなってしまうことが多いから、この機会にもっと積極的にならなくちゃと思いました。だって私が髪型を変えたら、こんなにみんな気がついてくれるんだから」