髪型を20年ぶりにショートに。翌日の会社、すれ違う人みんなに言われたのは?/恋愛人気記事
女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2023年は4月18日 記事は取材時の状況です)
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春はイメチェンの季節。暖かくなり、新たな自分になってあちこち出歩くのはワクワクしますよね。
今回は、久々のイメチェンを果たした女性のエピソードをご紹介しましょう。

吉田美紀子さん(仮名・37歳・独身・派遣社員)は、なかなかお気に入りの美容院を見つけられずにいました。
「いきなり立ち入ったことを聞かれるのが苦手なんですよね。チャラい美容師さんが私に何の興味もないのに根掘り葉掘り質問してくると、死んだ目になってしまうんですよ」
様々な美容院を1回きりで渡り歩いていたある日、近所にできたばかりの新しい美容院にふと入ってみたそう。
「美容院は好きではないですが、中年女性は髪が伸びっぱなしのままだと見ていられない感じにすぐなってしまうので。おしゃれというより清潔感のキープのために定期的に行かなくちゃいけない場所だと思っています」
担当になったラッパーのクリーピーナッツ・R指定似の美容師さん(30代前半・男性)に、美紀子さんは「5センチ位切って後はバランスよく整えてください」と、いつも通りに注文しました。
「そしたらその美容師さんが『すみません、余計なお世話なのですが、おでことフェイスラインがとてもキレイなので思い切ってショートにしてみませんか?春ですし』と無邪気な感じで提案してきたんですよ」
美紀子さんは、高校生の頃に一度ショートにして以来ずっと前髪のあるロングヘアを貫(つらぬ)いてきました。
「その時ヘルメットみたいな髪型にされて、すっかりこりてしまったんです。冒険なんてするとこんな風に怪我するだけなんだから、無難(ぶなん)にしているのが安全だって思ってずっと生きてきました」
いつもだったら、いきなりそんな大胆な提案をしてくる美容師さんに対して「ないな、もう二度と来ない」と思う美紀子さんでしたが…。
「その美容師さんはやたら熱心で、雑誌やカタログをいっぱい持ってきてくれて、私の不安を取り除くかのように丁寧に説明してくれたんです。それが押し付けがましくなく、本当に私のために言ってくれているのが伝わってきたので、まぁいっかとOKしてみたんですよ」
高校時代のショートのトラウマで、ずっと顔を出すのが嫌だなと思いロングヘアで隠してきましたが「あれから20年近く経って、すっかりおばさんになったんだし、もう私の顔なんて誰も見ていないんだからショートでもなんでもいいか」という、決して前向きではない理由からでしたが、美紀子さんはいつもならしない決断をしました。

写真はイメージです(以下同じ)
新しい美容院に入ってみたら
ショートカットにはヘルメットみたいにされた嫌な思い出が…
