花柄ワンピの35歳に「おじさんしか寄ってこない」残念な理由。“服だけ可愛い女性”のカン違い婚活
こんにちは。これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。
「婚活がうまくいかないという人」は多いのですが、その原因が服装やメイクを含む外見にあることも少なくありません。ですがジェンダーや「男らしさ」「女らしさ」の在り方も多様化する中で、婚活のサポートをする側からの“外見アドバイス”は、年々難しくなっていると感じることがあります。
私は女子SPA!でもたびたび、婚活市場にいる女性たちの残念な婚活コーデをご紹介しています。その記事を見て「私も残念婚活コーデだった」と語るのは麻美さん(仮名・35歳)です。面談にいらっしゃった麻美さんはボーダー柄のセーターを着ていました。髪はパサついていて、実年齢よりも上に見えます。
高齢者施設で栄養士として働く麻美さんは、職場では制服があり、仕事中はマスクなのでお化粧は眉毛を描く程度であまりしないそうです。勤務先は住宅街の中で、おしゃれな人が多い繁華街やオフィス街ではありません。
職場には出会いがなく、結婚相談所に登録したという麻美さん。婚活コーデは、白いブラウスにカーディガンを羽織るコーディネートでした。普段制服を着ている彼女は、デートの服や婚活にふさわしい服が分からないのだといいます。
「一応、結婚相談所の担当者にも相談したんですが、『フェミニンなパステルカラーのワンピースやブラウスがいいです』としか言われませんでした」
麻美さんは日常でほぼスカートをはかないため、婚活のためにスカートを購入し、ブラウスや花柄ワンピースを着て、十分にオシャレをしたつもりだったそうです。
ですがそれらが「残念婚活コーデ」だと気づいたのでした。
筆者は麻美さんに「ウエストラインが出る服で、半袖やノースリーブで腕は出した方が健康的で明るく見える」とお伝えしました。ですが、「腕が太いから隠したいんです」とのこと。
麻美さんが婚活用に購入したという、普段の生活で着ることがない花柄ワンピースは、単体で見れば「可愛い」です。
「可愛い服を着れば可愛いのではないのですか?」
「それは服が可愛いだけだから。かわいくて人気がある女性は、かわいすぎる服を着ていないんですよ」
実際に、麻美さんに申し込みがくるのは40代50代の年上男性ばかりで、同年代の30代半ばの男性に申し込み(※結婚相談所における、会ってみたいという意思表示)をしても断られるのです。
申し込みが来た男性たちのプロフィールを見せてもらいましたが、太っている男性も多く、決してイケてるおじさんたちではありませんでした。