
デートや仕事関係で食事をするとき、お箸の使い方がヘンな人を見かけたことがありませんか? 「品が悪いな」「親のしつけの問題?」なんて思われたら、婚活にも仕事にも大ダメージ。「じゃあ自分はちゃんとお箸を使えているか」と振り返ると、はなはだ自信がなかったりします。
そこで、『
覚えておきたい!家事の基本大百科』の著者であるイラストレーターのまめこさんに、今さら聞けない「お箸のNGマナー」を聞いてみました。
(以下のお話とイラストは、まめこさん)
食べるときは、
箸先は3cm以上汚さないようにして。割り箸を使うなら、ひざの上で横に寝かせたまま、扇を広げるように静かに割ります。また、割ったあとにこすり合わせるのは、「粗悪な箸を使う」という失礼な意味なので、ささくれはそっと手で取り除くのがエチケットです。

食べているときに、ついやってしまいがちな箸使いのNGをご紹介します。意外とやっていることはないですか?
・「ねぶり箸」 箸を口に入れてなめる。
・「振り上げ箸」 箸を持ったまま、動作つきの会話をする。
・「持ち箸」 箸を持った手で器を取る。
・「刺し箸」 料理に箸を刺して食べる。
・「迷い箸」 料理を取るのに迷って、箸をあちこち動かす。
・「寄せ箸」 箸を器に引っかけ、器を手前に引き寄せる。
・「ちぎり箸」 箸をナイフとフォークのようにして使う。
・「もぎ箸」 箸についたご飯粒などを口で取る。
・「探り箸」 器の中の方の食べ物を探りながら、料理をより分ける。

箸置きがなくて、箸袋しかないときに知っておくと便利なのが「
変わり千代結び」です。食べている途中は箸置きの代わりになり、食べ方の美しい女性に見えますよ。
食べ終わったあとは、汚れた箸先を見せないのがマナー。折らない箸袋にそのまま戻すと使ってない箸と見分けがつかないので、箸袋を2つ折りや「変わり千代結び」にして、箸の先を収めましょう。
⇒【画像】「変わり千代結び」の折り方
http://joshi-spa.jp/?attachment_id=14087

箸使いだけでなく、和食のマナーは意外と知らないもの。
たとえば和食では前かがみになって器に顔を近づけて食べるのは、「犬食い」といわれるマナー違反です。茶碗や小皿など、手に収まる大きさの器は手で持って食べましょう。小鉢や刺身は、盛りつけを崩さないように
左端、手前から食べていきます。ひと口で食べきれないときは、器の中で、
箸などで小さく切ってからいただきます。茶碗に直接口をつけてかき込んだり、ご飯に漬物やおかずをのせるのもじつはNG!
和食を美しく食べられれば、オトナとしての品格が格段にアップしますよね! <TEXT/女子SPA!編集部>
【まめこさんプロフィール】
作家、イラストレーター。『
覚えておきたい!家事の基本大百科』は、料理・掃除洗濯・マナー・生活全般の基本を、まめこさんがイラストで紹介した近著。今回の「お箸のマナー」のように、今さら聞けない超基本が満載です。
ほか、著書に『
あれも、これも、おいしい手作り生活。』『
おうちでつくる、ほっこり雑貨』など