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父・千葉真一と兄・新田真剣佑の看板を超えて。眞栄田郷敦、挫折とストイックな挑戦で築いた「唯一無二の静かな色気」

『大空港』で醸し出す“色気”のわけ

 精神的にも肉体的にもストイックに役に向き合い、作品ごとに違う顔を見せ、その度に評価されてきた眞栄田さん。私生活においては一昨年、1年の結婚生活を終えましたが、第一子誕生も経て人生経験を積み、人として、役者として深みを増していきます。  そして迎えた今夏の『大空港』では、空港の税関と入管を舞台に、法とデータに基づき「人」から真実を見抜くキャリア官僚の入国審査官・早見圭一郎を演じています。
 主人公であり「モノ」への鋭い観察眼を持つクセ強税関職員・森万智(趣里)らとチームを組み、日本の境界線で衝突しながらも「最強の門番」へと成長するため奮闘しました。  同作での眞栄田さんは、流暢な英語を使いこなし、エリートとしての立ち姿がなんとも美しい。初めは型破りな万智を呆れた表情で見つめ、自分の領域外は「関係ない」という姿勢でしたが、少年から「ダディー」と頼られ、トラウマを乗り越えた際には「私の判断だ」と堂々と言える強さを見せた早見。  そこから落ち着いた物腰や冷静沈着さ、変わり者の万智を徐々に信頼し向ける優しい眼差しで、彼の考え方が柔軟に変わっていく様を繊細に表現していきます。  これまでも武器だった低く甘い声が、トーンを抑えながら必要なことだけを発する早見の間の取り方と絶妙にマッチし際立っている。SNSでも「色気が凄い」「凛々しい早見郷敦カッコよすぎる」と魅了される人々が続出しています。

2作目の大河ドラマにも出演決定!

 勢いそのままに、来年1月放送の『逆賊の幕臣』(NHK)では、『どうする家康』以来2作目の大河ドラマ出演も決定。自身の言葉の重みに振り回される若き帝・孝明天皇役で、一層の重厚感と同時に現実に苦悩する色気が見られるのではないでしょうか。  今や二世俳優から確固たる実力派の地位を築いた眞栄田さん。千葉さんや新田さんとは全く異なる静の中に青く灯るような熱さで、今後も視聴者を虜にしていきそうです。 <文/こじらぶ>
こじらぶ
ライター・コラムニスト。上智大学大学院外国語学研究科修了・言語学修士。ドラマ、男性&女性アイドル、スポーツ、エンタメ全般から時事ネタまで。俳優、アイドルなどのインタビューも。X: @kojirabu0419
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