今回の『救命病棟24時』では、不器用ながら一生懸命な熱血漢の研修医・長良達平を演じる。プロ野球選手を目指していたが挫折を経験し、偶然見た医療ドラマの救命医に憧れ、3浪の末に医学部に入学した変わり種の研修医となる。「救命医になりたい」という熱意は誰にも負けないキャラで、ドラマでは波乱を巻き起こしてくれそうだ。
注目のドラマで目立つ役をゲットした中山だが、ここ最近になって俳優として実力をグッと上げている。
2025年に放送した『犬系男子』(朝日放送)では、冷徹沈着ながら実は甘えん坊という社長秘書の“ドーベルマン男子”を好演。二面性のある難しい設定だったが、クールな男らしさとかわいらしさをうまく表現し高評価を得た。
また、2026年に出演した映画『教場 Reunion / Requiem』では、作品の舞台となる警察学校で、木村拓哉が演じる鬼教官・風間公親と対峙する第205期生の一人・真鍋辰貴を担当。
真鍋はやさしい性格がゆえに優柔不断で、警察学校の教室内で2人の女子生徒と三角関係となる役だ。過酷な警察学校の生徒ながら三角関係に揺れ動く異質な存在の真鍋を、中山は繊細な演技でうまく表現している。
さらに、幼少期から長く野球に打ち込んでいた中山は、男臭い役を演じるのも非常に上手だ。『救命病棟24時』で演じる達平は熱血漢ということで、ハマり役になる予感を漂わせている。同作で演技がさらに認められ、ブレイクする可能性は高いと言えるだろう。
かつて、父である中山秀征はドラマ『静かなるドン』(日本テレビ系)などに出演し、俳優としても一時代を築いた。翔貴が偉大な父の背中を追うだけでなく、役者として超える日が来るのか…、『救命病棟24時』の演技に注目したい。
<文/ゆるま小林>