「吾郎ロス」からファン急増! 朝ドラ『風、薫る』甲斐翔真、退場後の“生歌唱”で見せた反則級のギャップ
甲斐翔真がもたらした美しい余韻
同番組後半、甲斐は自らの選曲で名曲「また逢う日まで」を生歌唱した。洗練されていながらどこか人懐こいビブラートが心地よく耳をくすぐり、先に進むにつれてライブの高揚感が自然とアグレッシブにこもっていた。 サビのフレーズ「ふたりで名前消して」を歌う瞬間には、右手のハンドムーブがあまりにもさりげなく華やぎ、後続フレーズ「その時心は何かを」の「心」のフレージングが特に優しげだった。このスタジオ歌唱を聴いて、甲斐翔真ファンにならないほうが難しい。 番組前半では、直美と吾郎の名場面を振り返っていた。個人的には、第14週第69回で串団子を食べ、もぐもぐする吾郎が時折薩摩弁を話すキュートな瞬間や、第22週第106回で妊娠した直美のお腹をさわろうと、恐る恐る手を伸ばすときの美しい腕の魅力などが忘れがたい。 結果的に吾郎は陸軍人として日清戦争に出征して戦死(第109回)してしまったが、本作最終回の放送を終えてもなお吾郎ロスを抱く視聴者は、甲斐翔真がもたらした美しい余韻に浸り続けることができる。 <文/加賀谷健>
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