ダレノガレさんが叩かれやすい背景には、そもそものタレントイメージも関係しているように思えます。2012年にモデルとしてデビューし、華やかな容姿と歯に衣着せぬ発言でバラエティ番組を中心にブレイク。
そのイメージを決定づけたのが、2015年放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)での一幕です。
普段からタメ口で話すタレントが、年下のADからタメ口で話しかけられたらどう反応するのかというドッキリ企画で、ダレノガレさんは「タメ語やめな~」と注意。自分は空気を読んでタメ口を使っていると説明しました。
この発言は話題となり、現在でもネット上でネタとして使われるほど、ダレノガレさんを象徴するフレーズになっています。
美しい容姿と、それに似合わないほど物おじしない発言のギャップは、ダレノガレさんがブレイクした理由の一つでした。
しかし視聴者は勝手なもので、最初は強気キャラを面白がっていたのに、ある段階で「高飛車」「生意気」とマイナスに反転し、何気ない発言まで鼻につくように感じられてしまう。それで消えていった“生意気キャラ”は何人もいますよね。
さらに、ダレノガレさんへの厳しい視線には、美貌を武器にしてきた女性タレント特有の難しさもありそうです。日系ブラジル人の父とイタリア人の母を持つモデル出身で、美しい顔立ちや抜群のスタイルを注目されてきたダレノガレさん。現在は自身のコスメブランドも手がけ、美容に関する発信を続けています。
とはいえ30代ともなると、何らかの技能――演技ができる、音楽ができる、話力が抜群、経営能力が高いなど――がないと、生き延びるのは難しい。消えていったモデル出身タレントもまた、数多く思い浮かびます。
ダレノガレさんの場合、美しい容姿と強気な物言いという、芸能界で注目を集めるきっかけとなった要素そのものが、批判の材料にもなっているようにも思われます。
しかし考えてみれば、ダレノガレさんの言動を逐一チェックし、何かあるたびに批判を繰り返すアンチもまた、彼女の動向から目が離せなくなっているわけです。好感度が高いとは言い難い一方で、何をしても話題にはなる。
ダレノガレさんは、そんな賛否を引き寄せるキャラクターによって、芸能界で存在感を保ってきたともいえるのかもしれません。
<文/エタノール純子>
エタノール純子
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中