今までの医療脱毛も不十分!? “痛くない脱毛”の最新技術を高須院長に聞く
いま、若い女性の間で、デリケートゾーンをツルツルに脱毛する人が増えています。その背景にあるのは、「脱毛技術」のすさまじい進化。脱毛ビジネスの裏側と、その最前線について、高須クリニックの高須院長(http://www.takasu.co.jp/)に聞いてみました。教えて、かっちゃん!!
⇒【前編】「そうだったの!?『脱毛ビジネス』のウラ側を高須院長がぶっちゃける」はコチラ

――「医療レーザー脱毛」なら、完全にツルツルにできるんですか。
「できますよ。とくに最新の医療レーザー機器の進歩はすごい。
これまでの医療レーザー脱毛は、毛根にある毛を作る細胞(毛母細胞)を熱で破壊するというやり方が主流。でも、最近の研究で、皮脂腺の下にある“バルジ領域”が残っていると、毛母細胞を破壊しても毛が再生されちゃうことがわかったんです」
――えー! ダメじゃないですか!!
「そうなんですよ! それで最近、アメリカで最新のマシンが開発されたんですよ(「メディオスターNeXT」)。これは、バルジ領域にレーザー光線を当てて、“毛を生やせ”と命令を出す幹細胞を破壊しちゃうの。
バルジは毛根よりも肌の表面から近いから痛みも少ないし、スピードも早い。デリケートゾーンや顔のうぶ毛、ヒゲみたいな、痛みに敏感な場所でもラクに永久脱毛できるんですよ」
――どれぐらいやるとツルツルになるんですか。
「毛の量にもよるけど、だいたい5~6回かな。1か月間隔でやるとして、5ケ月ぐらいあれば、ツルツルになりますよ」
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昨年ぐらいから、日本でもいくつかの美容外科・皮膚科が、最新鋭の「メディオスターNeXT」を導入しはじめています。高須クリニックでも、とある大物芸能人(ヒミツ)が脱毛したいというので、導入したばかりだとか。
施術の“実験台”になったスタッフに感想を聞いてみました。
「今までの医療用レーザー脱毛は、よく“ゴムでパチンと弾いたぐらいの痛み”と言われ、痛みを和らげるためのジェルを塗ってました。でも、『メディオスターNeXT』は何もつけずに光を当てても、全然痛みがなくてビックリ。えっ、これで終わり?ホントに効いてるの? って不安になるぐらい。気づくとスルッと毛が抜けてなくなっている感じです」
今までのレーザー脱毛をデリケートゾーンにやるなんて痛たたたた! と想像していたのですが、脱毛技術はさらに進んでいるようす。これでまた、デリケートゾーン・ツルツル人口が増えそうです。しかしツルツル志望の大物芸能人って誰なんでしょうね……?
参考:デリケートゾーンの悩み専用サイト「アクティブヘルス」⇒http://www.active-health.jp/
【高須克弥氏・プロフィール】
1945年生まれ、医学博士。メディアでもお馴染みの、美容外科の第一人者。最新の美容技術を、自ら試して普及することでも有名。『その健康法では「早死に」する!』『最新版 シミ・しわ・たるみを自分で治す本』など著書多数
高須クリニック⇒http://www.takasu.co.jp/
※シリーズ第1回「指原莉乃もツルツル!デリケートゾーン美容が大ブーム」
⇒http://joshi-spa.jp/191462
<TEXT/島影真奈美>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】

「毛根を破壊すれば、毛が生えない」は間違いだった


高須克弥
【プロフィール】
1945年生まれ、医学博士。高須クリニック院長で美容外科の第一人者。最新の美容技術を、自ら試して普及することでも有名。近著は『ダーリンは71歳 高須帝国より愛をこめて』、『炎上上等』、続編で最新刊の『大炎上』など