「ブルーボトルコーヒー」青山店の初日、創設者・フリーマンさんに声をかけてみた
最近、毎日のようにTVや雑誌で見かける「サードウェーブコーヒー」。中でも代表的なのが「Blue Bottle Coffee(ブルーボトルコーヒー)」です。日本第1号店・清澄白川店(2月6日オープン)に続いて、青山店が3月7日にオープンしたので初日に行ってみました!
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なんと創設者のジェームズ・フリーマンさんもいらしたので、気になる「あのこと」も聞いてみました。
改めて「サードウェーブ(第3の波)コーヒー」って何? という方のために。
アメリカで起こっているコーヒーブームの「波」は過去に2回ありました。
1回目の波は1900年前後にかけてコーヒーが広まった時。1911年にはコーヒー焙煎業者の全国組織が結成され、1914年に初めての「全国コーヒー週間」が実施されました。2回目の波は1900年代後半。1971年に1号店をオープンしたスターバックスなどのシアトル系コーヒーと言われています。
そして今起きている3回目の波が「サードウェーブコーヒー」と呼ばれ注目を集めています。その特徴は
・「シングルオリジン(単一品種)」のコーヒー豆で、ブレンドせずにそれぞれの個性を味わう
・「スペシャルティコーヒー」
・「ハンドドリップ」で1杯1杯を丁寧に入れている。
・環境にやさしい「エコ」なイメージが多い。
サンフランシスコのサードウェーブでは、「ブルーボトルコーヒー」のほか、「Sightglass Coffee」、「RITUAL COFFEE ROASTERS」、そして5月に日本上陸という発表があった「FOURBARREL COFFEE」が4大ブランドとして有名です。
ブルーボトルコーヒーは、清澄白河店がオープンして以来、連日1時間以上の行列が話題となっています。青山店は、表参道交差点から徒歩1分のアパレルショップの2階にあり、大きな木の見えるテラスを含む70席。
建物左手の階段を昇って店内に入ると、正面がオーダーカウンター、右手にはコーヒー豆やオリジナルグッズの販売スペース、右手奥に向かってコーヒーを受け取るカウンター、席が続きます。
店内は大テーブルにスツールがあったり、2人がけのテーブル+椅子だったり、テラスのスタンディングスペース、奥の小上がりにゆったり座れるロースツールと丸テーブルがあって落ち着いた雰囲気だったり……と、一緒に行く相手や用途によって気分も変えられる内装です。
すると、オープン初日のためか、創設者のフリーマンさんが目の前でカプチーノを受け取っているではありませんか! せっかくなので声をかけさせていただきました。
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――2号店おめでとうございます。オープンした感じはいかがですか?
「Great(すばらしいです)!」(以下、「」内はフリーマンさん)
――1号店もすごい人気でしたね。私も1時間半並んで飲みました。
「それは申し訳ない! ここ青山ではお客さまを待たせずスムーズに飲んでいただけるようにしました。」
――ここは窓も大きくて開放感があり、ステキな雰囲気ですね。なぜ、ここ青山ではなく清澄白河が1号店だったのでしょうか。
「まず私たちにはコーヒー豆の倉庫と、焙煎をする場所が必要でした。青山でそんな広い場所を見つけるのは難しいですからね。
清澄白河は近隣の雰囲気が何よりよく、しかも銀座など都心まで15分くらいととても近いので、豆を運ぶのにわざわざ1時間も運転などしなくてすみますから。あそこは、東京育ちの僕の友人が色々な場所を探してくれて、きっと気に入るだろうと紹介された場所です。もともと印刷工場があった場所なのでコスト面でもよかったのです」
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なるほど、都心に近くて街の雰囲気がよかったのですね。
⇒【後編】「サードウェーブの原点?日本の”漢字系”コーヒー店もスゴいのだ」に続く http://joshi-spa.jp/217663
<TEXT/松嶋ゆうこ>
【松嶋ゆうこ】
青山学院大学を卒業後、ITベンチャーを経て飲食店の立上げを経験し、パリ「エスコフィエ」でフランス料理を学ぶ。栄養士、食育インストラクター、ソムリエやフードアナリスト1級等の資格を持ち「食を通じて健康に美しく」を目指し、TVなどメディアで料理研究家・コメンテーターとしても活動中。(ブログhttp://ameblo.jp/dietreport/)

「サードウェーブコーヒー」って何?
目の前にフリーマンさんがいた!
