【AV男優・森林原人の性活相談 第32回】 経験人数7,500人、発射回数10,000発以上、下は18歳から上は69歳まで、性別の垣根を越えてさまざまなエッチを経験するAV男優・森林原人が、女性の性に関するお悩みに答えます。 相談者：アラサーさん・32歳 　森林さんこんばんは。さっそくですが、男心を教えてください。わたしは32歳独身女性。最近まで39歳独身男性に恋をしておりました。3カ月ほど連絡を取り合ったり、何度かデートを重ねたりしました（全て私から誘いました）。 　先日、一緒に飲んだ時に終電を逃してしまい（わざとではなく本当に）、一夜を共にしました。その1週間後、フラれました。でも、まだ好きです。諦めきれません。 　男性は一度ヤッた女性には興味が消失してしまうといいますが、やっぱりそうなんですか？ 男性の意見を聞きたいです。 　32歳、妙齢ですな。独身ともなれば、＜付き合う＝結婚を意識＞とならざるを得ない年頃です。ズバリ、相手の男性は、肉体関係を結んだことに深い意味を持ち、お付き合いに発展し責任ある立場になることを予測、警戒し、早めに手を打とうとフッてきたのでしょう。あなたに対して、友人としての親しみと異性としての性的魅力は感じつつも、パートナー的な責任ある関係になることは望んではいなかったのです。 　たぶん、あなたが既婚者だったり、彼氏持ちで、そちらとの関係を壊す気はないと言っていたら、お互い無責任でいられるセフレとして関係は続いていることでしょう。ズルい男ですが、あなたの本気さを感じ取り、早めに気を持たせないようにしたという点ではマシな方かもしれません。 　自分に置き換えて考えると、僕は中途半端に引っ張ってしまうタイプです。モテない人生を歩んできたのと、人間関係をロマンチックに考えたいたちなので、エッチをするだけの関係じゃ寂しいし、ヤッたら何かしらの責任が発生すると考えちゃいます。その結果、なんとなく付き合うようになって、そしてなんとなく終わるようなイマイチ本気さに欠ける関係を築いてしまうのです。今までの回答で「エッチと愛情を切り離すべきだ」なんて散々言っておきながら、実は自分が出来てなかったみたいな。本当すいません。 　言い訳に聞こえるかもしれませんが、恋してときめいている段階では、そのときめきが愛情なのか性欲なのか、自分でも見分けがつかないのです。これ、エッチを少しでも好きと思っている人なら、性別関係なく当てはまるはずです。恋は下心とはよく言ったもので、エッチを目の前にして浮かれてしまい、エッチしたいから好きって思いこんでいる＜まやかしの愛情、実は性欲＞パターンなのか、好きだからエッチしたい＜真実の愛風＞パターンなのか、区別が付きにくいです。 　以前、代わりが利くのが性欲で、代わりがないのが愛情だと説明したことがありますが、実際には、愛情と性欲のどちらが多いかという配分的な違いであって、「完全に性欲100％」といったようにはっきりしていないから判別しにくく、相手を翻弄することになってしまうのです。いやむしろ、先に自分が翻弄されているわけです。で、結局、一度エッチをした後で、自分の好きがどっち寄りのものだったか分かるのです。そうなんです、してみないと分からないのです。ご迷惑かけます。 　アラサーさんの今回の恋は残念ながら、性欲男と愛情女の組み合わせだったので、恋が愛に昇華することはありません。これ以上引きずると、放任男と執着女になって、この先楽しく気軽に食事に行くことも、後腐れなくエッチすることもできなくなります。 　そんなの嫌だ、付き合えなくてもこの男性と関係を保って繋がっていたいと思うなら、他に男を作って、相手にプレッシャーを与えないことです。矛盾しているようで、これが一番ハマります。 　そんなの虚し過ぎるからもっと嫌だと言うなら、幸いにも、「恋をしておりました」と過去形で話されているので、終わった自覚はあるようですから、きれいさっぱり忘れて次いきましょう。32歳、女盛り。エッチが本当に楽しくなる季節の始まりです。狂い咲きを期待しています。 ＜TEXT／森林原人＞ ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【性活相談者を募集！】 森林原人さんに悩みを相談したい方は、メールの件名の冒頭に【性活相談】を入れ、こちらのアドレスまでお送りください。jspa.q@fusosha.co.jp ※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。 【森林原人／モリバヤシ ゲンジン　プロフィール】 35歳。AV男優歴16年。日本人の生涯セックス回数は、年平均46回×60年＝2760回で、この4倍近くセックスしていて、セックス経験だけで言えば3回生まれ変わって只今4回目の老後を満喫中。 ★Twitter始めました（@AVmoribayashi）