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「性の目覚め」までセキララに明かした理由――“同性婚”をした一ノ瀬文香に聞く

カミングアウトって、女の子の方がややこしい

――ぼく、過去にノンケの男性にカミングアウトした時、「え!? 俺のことは狙わないでね!」なんて言われてしまったんです。 一ノ瀬:わかるわかる! こっちにも選ぶ権利はありますよね。  でも、レズビアンの場合はもっと面倒で、女の子の友達にカミングアウトすると、「じゃあ、この中で誰がタイプ?」とか聞かれるんです。で、タイプじゃないって言われた子はずっと根に持ってるの(笑)。  久々に結婚式とかで再会した時に、何気なく「今日もかわいいね」って褒めたら、「そんなこと言ってるけど、昔タイプじゃないって言ったじゃん!」って言われたり。だから最近は、「自分には好きな子がいて、その子のことしか見えてないんだよ」って答えるのが無難なんだって学びました(笑)。 ⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=484664 一ノ瀬さん結婚式2――なるほど(笑)。しかも一ノ瀬さんはご家族にもカミングアウトしていますもんね。 一ノ瀬:そうですね。たまに父から連絡が来て、「パートナーとは仲良くやってるのか?」って聞かれたりもします。向こうの両親は私のことを娘のように思ってくれてますし、良好な関係が築けてますね。  でも、やっぱり中には理解してくれない人もいるでしょうね。特に親世代の人たちからすると、異性と結婚して家庭を築いて子どもを作る、というのが一番の幸せだったりすると思うんです。だから、同性愛なんて根本的に理解することは難しいはず。  でも、そうは言っても、結局親にとって一番なのは子どもの幸せ。たとえ同性愛でも幸せに生きていけるんだってことを示せれば、きっと理解してくれるんじゃないかって思います。 一ノ瀬文香3=============  次回は、一ノ瀬さんに芸能界や日本でのLGBTの在り方について伺った後編をお届けします。 【一ノ瀬文香さん プロフィール】 1980年8月12日生まれ。タレント・コメンテーターとして活動。LGBTの人たちに自分らしく生きる勇気を与えること、もっと多様性が認められる世の中になることを願って、2009年に週刊誌でレズビアンであることをカミングアウト。2015年には女優兼ダンサーの杉森茜さんと挙式している。TBS『白熱ライブ ビビット』などのテレビ番組や『ゼクシィPremier』などの雑誌等にも出演中。 <TEXT/渋谷アシル PHOTO/山田耕司> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
渋谷アシル
昼間は会社員の仮面をかぶった、謎のゲイライター。これまでお付き合いしてきたオトコをネタに原稿を執筆する、陰険な性格がチャームポイント。オトコに振り回される世の女性のために、ひとり勝手にPCに向かう毎日。
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