「性の目覚め」までセキララに明かした理由――“同性婚”をした一ノ瀬文香に聞く
カミングアウトって、女の子の方がややこしい
――なるほど(笑)。しかも一ノ瀬さんはご家族にもカミングアウトしていますもんね。
一ノ瀬:そうですね。たまに父から連絡が来て、「パートナーとは仲良くやってるのか?」って聞かれたりもします。向こうの両親は私のことを娘のように思ってくれてますし、良好な関係が築けてますね。
でも、やっぱり中には理解してくれない人もいるでしょうね。特に親世代の人たちからすると、異性と結婚して家庭を築いて子どもを作る、というのが一番の幸せだったりすると思うんです。だから、同性愛なんて根本的に理解することは難しいはず。
でも、そうは言っても、結局親にとって一番なのは子どもの幸せ。たとえ同性愛でも幸せに生きていけるんだってことを示せれば、きっと理解してくれるんじゃないかって思います。
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次回は、一ノ瀬さんに芸能界や日本でのLGBTの在り方について伺った後編をお届けします。
【一ノ瀬文香さん プロフィール】
1980年8月12日生まれ。タレント・コメンテーターとして活動。LGBTの人たちに自分らしく生きる勇気を与えること、もっと多様性が認められる世の中になることを願って、2009年に週刊誌でレズビアンであることをカミングアウト。2015年には女優兼ダンサーの杉森茜さんと挙式している。TBS『白熱ライブ ビビット』などのテレビ番組や『ゼクシィPremier』などの雑誌等にも出演中。
<TEXT/渋谷アシル PHOTO/山田耕司>
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昼間は会社員の仮面をかぶった、謎のゲイライター。これまでお付き合いしてきたオトコをネタに原稿を執筆する、陰険な性格がチャームポイント。オトコに振り回される世の女性のために、ひとり勝手にPCに向かう毎日。
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