ビンボー男の妻より、リッチ男の“都合のいい女”がマシ?37歳の選択
みなさんは付き合う男性に求める”条件”ってありますか?その条件に合う男性の”交際相手=彼女”になれなかったら、セフレでも妥協できますか?
9月に発表された国立社会保障・人口問題研究所の調査(※)で、18~34歳の独身男女のうち<交際相手なし>が男性69%、女性59%と、過去最高を記録しています。この<交際相手なし>の中には「彼氏・彼女はいないけどセフレならいる」という人もいるでしょう。
女子SPA!では<彼・彼女がいない>独身は、どんな人で、なぜいないのか? を取材してみました。
広告代理店に勤める幸子さん(仮名・37歳)は、独身で彼氏もおらず、仕事に励む毎日です。営業職で男性が多い職場ではあるが、出会いは期待できないと話します。
「職場の男性はありえないですね。誰がどのくらい稼いでいるか、営業の成果でなんとなくわかるんです。20万そこそこの給料で妻子持ちとか、よく生活できるなって感じだし、なんでもっと仕事を頑張らないんだろうって思っちゃう。彼氏としても無理だし、結婚相手には絶対したくない」
幸子さんがお金にこだわる理由は、育った環境にあるようです。
「うちではお肉といったら鶏のササミでした。学校に入ってから給食で鶏のから揚げが出たときには『こんなにおいしいものがあったんだ……』って感動しましたね(笑)、それくらい貧乏だったんです。自分の子どもにはおいしいものを食べさせてあげたいし、お金がないとやっぱり生活できないですから」
幸子さんは学生時代に地元を離れて東京に出て以来、実家には仕送りをしています。彼女の父親はすでに引退し、年金をもらっているが、それも家賃でほとんど消えてしまうため、彼女の給料で生計を立てているそうです。
「母は一応アルバイトをしているようですが、一度パチンコで借金を作ったことがあって信用できないんです。その借金を肩代わりしたときは『もう二度とパチンコはしない』と言っていますが、たぶん相変わらずパチンコはやめていないと思う。これから親の介護費用をどうまかなうのか、考えるだけでもストレスです」
頑張った分だけ給料に反映される営業職。家庭の事情もあり、仕事に打ち込むにつれ、責任あるポストを任されるようになると、帰りは終電が当たり前の毎日に。最近は男性との新しい出会いはほぼ皆無だといいます。
「給料に不満はないけど、今の仕事は一生続けたいわけでもないし、かといって転職や独立も考えていません。まわりの親友たちはみんな結婚して子どもができて幸せそうだし、私もいつか家庭に入って仕事から抜け出せたらいいなぁとは思っていて、5年くらい前までは積極的に合コンにも行ってました」
収入の低い男性は無理
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