ロボットまで出現!? 最新ベビーカー事情
母親がバッテンのおんぶひもで子どもを背負い、家事や買い物などをこなしていたのはもはや昭和の時代のこと。昔は乳母車なんてものもあるにはありましたが、子どもを乗せてコロコロ移動するというシンプルな機能のみ。今のベビーカーのように座り心地やリクライニング、折り畳み時の収納性などは重視されていませんでした。最近では、もはやベビーカーの範疇を超えるような多機能型のベビーカーも登場しており
「向こうから来るとんでもなく大きなタイヤのリヤカーは何だ!?」
「スーパーのカートを外で押している人がいるではないか!」
などと驚いているとそれがベビーカーだったということも数知れません。
そこで、最近のベビーカートレンドを調査してみることに。今やベビー&ママの聖地とも言える東京・代官山で調査したところ、大きな車体やビビットなカラーリングのものが主流のよう。みなさんオシャレなベビーカーを優雅に押しながら、お買い物を楽しんでいます。
確かに、ここ1、2年で出産した芸能人ママたちは、みなさんオシャレな大型ベビーカーを愛用中。幅広い世代に人気のモデル梨花さんをはじめ、若槻千夏さん、小倉優子さん、ほしのあきさんが愛用しているのは、エアバギーココ。個性派ママに人気のオセロ松嶋さんと、モデルのSHIHOさんはジュールズ(オランダ製で、お値段なんと10万円以上!)、セレブな神田うのさんは超大型&ハイシートが特長のストッケ(こちらも10万円超)。みなさん個性的な一台にお子様をお乗せになっているようです。
代官山のベビーショップ「blossom39*」の代表を勤める谷田さくらさんは、最近のベビーカーのトレンドについてこう話してくれました。
「数年前から流行っていた三輪タイプの人気も根強いですが、ここ最近はファッション性もバツグンのバガブーというオランダ生まれの四輪べビーカーが売れています(上写真の一番左)。パンクの心配などがないウレタンフォームのフォーエバータイヤに、衝撃を吸収するサスペンション機能が付いており、小さいながらも高性能な車輪が特長です。車体が解体でき、利用月齢に合わせてシートのカスタマイズができるベビーカーの先駆け的ブランドと言えます。カラーも豊富で選び甲斐がありますよ」
ほかにも、アクティブなパパ&ママ向けのスポーツタイプのベビーカーや、ヨーロッパの石畳にも動じない安定性のあるタイヤが特長のベビーカー、縦列二人乗り対応のベビーカー(一台で兄弟が前後ろに乗れる)などなど。とにかく多機能化する新鋭ベビーカーたちですが、実はこのようなベビーカーは流行に敏感なママたちだけでなく、パパにも人気なのだとか。
「機能や性能にこだわりたいガジェット好きなパパさんたちが真剣に選ばれています。オシャレなママさんの希望も叶えるファッション性の高いものが多いですし、何よりベビーにとっては快適な乗り心地。家族みんなが嬉しいべビーカーが増えています」(谷田さん)
そんなベビーカー界に文字通りの大型新人が現われました。なんと、ボタン一つで自動的に開閉する、まさに次世代の一台。米国では「オリガミ」という商品名でしたが、2012年暮れに商品名「4moms stroller(フォーマムズ・ストローラー)」として日本上陸しました。このベビーカーは、ボタンを押せばトランスフォーマーのように自動で折り畳まってくれる近未来型なのです。しかも開閉時に使う電力は、セルフで充電し、走行しながら蓄電されるというエコな設計。その電力でスマートフォンの充電だって出来ちゃうのです。
⇒【画像】はこちら http://joshi-spa.jp/?attachment_id=6270
さらに、ハンドル部分に発光デジタルパネルが搭載されており、バッテリー残量表示、安全感知器、温度計、走行距離計、スピードメーターなどが付いています。周囲に分かるよう点灯するランニングライトや、足下を照らすパスウェイライトなどがピカーッと光ってくれて夜間走行も安心。これはもう子どもを乗せる立派な“車両”です!
年々驚くべき進化を遂げていくベビーカー。ゆくゆくはベビーが自分でスイスイーッと移動できるようになったり、飛んだり跳ねたり出来ちゃうかも? いずれにしても、子育てはもっと楽しいものになりそうです。
●フォーマムズ・ストローラー【動画】⇒http://joshi-spa.jp/6106
<TEXT/浦和ツナ子 取材協力/http://www.blossom39.com/>
オランダ製の四輪タイプが人気上昇中
ボタンひとつで自動開閉
トランスフォーマーさながらの次世代ベビーカー登場
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『4moms stroller(フォーマムズ・ストローラー)』 子育てが楽しくなる ![]() |