集中力を要する作業をしたり、人付き合いのあれこれで疲れている時は一人でぼーっとしたりゲームにのめり込み脳を休めたくなるでしょうし、スポーツなどで健全に疲れているときは睡眠欲が勝っちゃいます。 　一方、命の危険を感じていたり、疎外感を味わい温もりを欲しているときは、疲れていてもセックスしたくなるものです。「疲れマラ」という現象がありますが、睡眠不足の状態でいると突拍子もなく勃起することがあり、その勃起は、生命の危険を知らす生理反応だと言われています。つまり、生殖して子孫を残さなければと追い込まれたということです。 　では睡眠不足なら必ず疲れマラになるのかというとそうではなく、極度の緊張にさらされ続けて睡眠不足になっている場合は、逆にインポになるそうです。子孫を残す前に、自分を守らなければという方向に体が舵を切るのです。そうゆう時は、なんとか大きくなっても芯が入らないフニャチンのままです。 　さて、あなたたちカップルがセックスレスを解消できるかどうかですが、人生に“明日の保証”なんかないってことをどれだけ自覚できるかにかかっているように思います。あなたは「約束した明日がきたためしがない」と言っていましたが、それが人生の真理です。明日が今日よりいい日になる法則なんてないし、そもそも明日が来るとも限らないんです。今日当たり前にあるものが、明日も当たり前にあるわけじゃない。今日で人生が終わる可能性だってある。 　そこで僕が聞きたいのは、「一番最近したセックスが人生最後のセックスになってもいいですか？」という問いです。これに自信を持って頷けるようになるには、毎回人生最後の気分で死ぬ気でセックスすることです。できるチャンスがあるときは多少無理をしてもすること。彼氏が「今日で人生が終わるとしても、俺はゲームを楽しみたい」と言う男だと、人生最後の日に気づいたら最悪じゃないですか。悔やんでも悔やみきれないです。今日を思いっきり楽しむために、自分がすべきことをもう一度考えてみてください。後悔先に勃たずですよ。 ＜TEXT／森林原人＞ ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【性活相談者を募集！】 森林原人さんに悩みを相談したい方は、こちらのお問い合わせフォーム(https://joshi-spa.jp/inquiry)まで、お名前はハンドルネームまたは匿名希望、題名の冒頭に【性活相談】を入れ、お送りください。 ※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。