この動きは、オーストラリアだけではなく、全世界的であるようです。アルゼンチンでも2015年に国会で女性議員が授乳を行い、アイスランドでは、2016年10月に、女性議員が議会で授乳しながら登壇・質疑応答し、しかも、その様子が日本の国会中継のようにテレビカメラで全国的に放送されました。 　また、イタリアの女性議員はヨーロッパ議会への子連れ出席を、娘が生後数ヶ月から5年以上ずっと続けていました。

Licia Ronzulli,aparecio en el Parlamento con su bebe recien nacido.Un aplauso pa quienes son "mujer+mama+profesional" pic.twitter.com/gNDejrL5BL

— Maria Sol Corral Z. (@mariasolcorral) 2014年6月5日

　ブラジルのサンパウロ市では、2015年10月から公共の場における母親の授乳行為を妨げた施設に対して500レアル（＝約1万8千円）の罰金を課す条例が発効しています。レストランなどの飲食店から文化・教育施設までを含むすべての公共の場で授乳できることが認められているのです。 　この「授乳は恥ずかしいことではない」という考えが、日本社会で浸透するには時間がかかるかもしれませんが、育児するお母さんたちの自由が広がると良いですね。 Source:『The Ney York Times』https://www.nytimes.com/2017/05/11/world/australia/breastfeed-australia-senator-larissa-waters.html 『The Sydney Morning Herald』http://www.smh.com.au/national/senate-rules-far-from-childs-play-20090618-clzb.html ＜TEXT／女子SPA!編集部＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】