「極め付けは、そんな状況下でも元気に走り回っていた子どもたちです。5歳くらいの男の子がふざけて、Y美のウェディングドレスのスカートの中に潜り込んだんですよ。しかし、30度を超える暑さで蒸しまくったドレスの中がどんな状態だったのか……想像つきますよね？」 　そう、ドレスの中はもはや蒸し風呂！ しかもY美さんの発汗もあり、とんでもない臭いが発生していたらしいのです！ 「くさいーーーー！！！！ うえええええええええ」 　ドレスの中から出てきた男の子は、泣き叫びながら嘔吐。新郎新婦にももはや表情はなく、適当な挨拶でパーティは締めくくられたそうです。 「お見送りでも、Y美はほぼ無言でしたね。私ももうグッタリしてしまったので、10数年ぶりに会ったのに交わした言葉は『おめでとう』『ありがとう』のみでした。 　スマホが炎天下で温度が上がっちゃって写真1枚すら撮ってなかったので、その後Y美に連絡はしていません」 　灼熱の太陽の下、繰り広げられてた地獄絵図。ガーデンウェディングを考えている方は、開催する季節を熟考することをお勧めします。 ―夏に起きたトホホなエピソード vol.7― ＜TEXT／もちづき千代子　イラスト／鈴木詩子＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】