5つ星ホテルが1万円台から!海外女子旅ならハワイよりドバイ!?な6つの理由(後編)
女友達同士で行く海外旅行といえば、過ごしやすい気候&買い物天国で知られるハワイが王道ですが、旅慣れた人には「どこでも日本語が通じるし、日本に進出している店も多いので新鮮味がない」「ハワイはちょっとご飯がイマイチ」といった不満があるのも事実。
そんななか、最近女子旅の候補地として注目されているのが中東の近未来都市・ドバイ。アラブ首長国連邦の7つの首長国の中で最も経済的に発展し、高層ビルが立ち並ぶドバイは、高級リゾートのイメージが強く、気軽に行くにはちょっと費用的に厳しいのでは?というイメージを持つ人が多いかもしれません。でも、実は意外とリーズナブルに楽しむことができるんです。中東の近未来都市・ドバイが女性にオススメな理由を紹介する後編です!
ドバイがスゴいのは、潤沢な資金力を生かして、ショッピングモール、ホテル、水族館……と、何でも「世界一」を目指して作ってしまうところ。
なかでも有名なのは何と言っても世界一の高層ビル、ブルジュ・ハリファ。全高828mを誇るビルの展望台(展望台・AT THE TOPは地上442メートル。地上555メートルにもラウンジがありますが、こちらは事前予約が必要です)からドバイの街並みを眺めると、自分が非現実空間にいるような不思議な感覚になります。
夕方以降はかなり混むので、朝方に行くのがオススメ。また、当日券は割高となるので、前もってウェブで予約をしておいたほうがよいようです。
【ブルジュ・ハリファ】
所在地:1 Emaar Boulevard, Downtown Dubai, P.O.Box: 888888 Dubai アラブ首長国連邦
料金:125Dhs~500Dhs(時間帯によって変動)
総水量22000ガロン(83160リットル)を使った世界一の噴水ショー「ドバイ・ファウンテン」は1000以上のノズルを使い、角度や色を変えながら噴水するので、噴水というよりもはや花火のような絢爛な輝きです。
旅先でいろいろなアクティビティを楽しみたくても、移動に時間がかかるので、あれもこれもというわけにはいきませんよね。でも、ドバイは人工的に作られた小さな街だからこそ、砂漠ツアーから海水浴、観劇までコンパクトに楽しむことができるのです。
まずは砂漠ツアー。アラビア半島の南部の3分の1を占めるルブアルハリ砂漠は、ドバイの中心エリアから車で約1時間ほどでアクセスできて、「デザートサファリツアー」が開催されています。
中でも、キャンプサイトでのバイキングやヘナペイント、水タバコ体験、舞踏ショーなど盛りだくさんのツアーを提供している旅行代理店「トラフコ」のツアーはかなりオススメです。4WD車での砂丘ドライブはジェットコースター並みの大迫力!
ドライブの途中では砂漠に降り立ち、行き交うラクダや、日没の瞬間を眺めることができます。ルブアルハリというのは「空虚の地」という意味なのですが、広大な空虚の地にもラクダやキツネ、蜘蛛、低木様々な動植物が生息し、生態系が構成されているのだ思うと荘厳な気持ちになりますね。
砂丘をドライブした後は、キャンプサイトでバーベキューや水タバコ、ヘナペイント、そして舞踏ショーを楽しめます。ちなみに、イスラム教の戒律で基本的にお酒は禁止されている(ホテル内などアルコール・ライセンスのある所はOK)ドバイですが、キャンプサイト内ではアルコールもOK。砂漠で飲むビールの味はまた格別です。
これだけ盛りだくさんのツアーで、代理店・トラフコ社の料金は日本円にして1万円以下。一生モノの体験だと思えばかなりリーズナブルなのでは?
【デザートサファリツアー】
Travco L.L.C.(トラフコ)
問い合わせ先 info@travcojapan.net
砂漠から一転、ドバイでも特に富裕層が住むジュメイラエリアにある公共海水浴場、ジュメイラビーチパークでは、日本円にして150円程度の入園料を払って海水浴できます。清潔な更衣室、シャワー、トイレも完備しているので、安心して楽しむことができます。
そして、最近ドバイで注目を集めているのが、シルク・ド・ソレイユの演出も手掛けたフランコ・ドラゴン氏の演出によるラ・パール・バイ・ドラゴン。270万リットルの水を使用し、舞台中央のプールを効果的に使用するほか、空中でのアクロバットやバイクでのパフォーマンスなどが盛りだくさん! 漁業や真珠の輸出で栄えた時代から、イギリスの保護国を経て独立、中東随一の経済の中心として反映する現在までの歴史を恋物語と重ねあわせて描いた、壮大なスケールの舞台作品となっています。
【La Perle by Dragone】
日頃溜まった疲れをいやすために、女子旅で欠かせないのが、スパ&マッサージ。5つ星ホテルが立ち並ぶドバイは、ホテル内でラグジュアリーでアラビックなスパを存分に堪能できるのも魅力です。
前編で紹介したJWマリオット・マーキス・ホテル・ドバイにあるサライ・スパは、死海のプールや、各種オイルを使用したマッサージ、金粉入りオイルのマッサージなどが充実。内装も幻想的で姫気分に浸れます。
【SARAY SPA】
所在地:JWマリオット・マーキス・ホテル・ドバイ内
同じく前編で紹介したパレス・ダウンタウンのスパは、タイ、バリ、フィリピン、シンガポール、スウェーデンとさまざまなタイプのマッサージが受けられ、ネイル、肌質チェックまでできるという豊富なメニュー。
【THE SPA】
所在地:ザ・パレス・ダウンタウン・ドバイ内
アルガンオイルが流行して以来、日本でも注目されているアラビックスタイルのマッサージやスパですが、アジア系やヨーロッパ系のマッサージに比べて、まだまだ日本に専門店は少ないですよね。せっかくなので、日本では味わえないレアなスパ体験をしてみるのもよいかもしれません。
ということで、ドバイが女子旅にぴったりな6つの理由を紹介しました。多くの人が抱いているイメージよりずいぶんリーズナブルに旅の予定を組めそうです。
これから3月くらいまではドバイ旅行のベストシーズン。4月~9月は夏の気候ですが、10月に入るとまた気候はだいぶ落ち着いてきます。旅行価格が高騰するタイミングは避けつつ、過ごしやすい時期を選んで、お手頃にドバイ女子旅を楽しんでみては?
※1AED=約30円
<取材・文/牧野早菜生 取材協力/ドバイ政府観光・商務局>