噂のメイドジムを体験。トレーナーがメイドちゃんって…<元アイドル22kgヤセへの道>
<元SDN48・なちゅ【22kgヤセへの道】59話>
リバウンドを繰り返すさすらいのダイエッター、私・なちゅが、さまざまなダイエットを試してみるこの企画。
今回取材したのは、テレビでも何度か取り上げられている「メイドジム」(東京・秋葉原)。メイドジム? 何だそれ?
もはやどんなダイエット方法にもすがる思いです。
メイドジムって名前からして「ご主人様いらっしゃいませ。筋肉ムキムキ! 萌え萌えキュ~ン!」とかいう感じで、ゆる~い筋トレなのかしら。途中で萌え萌えパフェを食べちゃったり、ハートを書いた萌え萌えオムライスが出てきたら、逆に太っちゃうなぁ…。
なんて思いながら、メイド喫茶に行く気分で、都営新宿線・岩本町駅からテクテク歩くこと数分。
え、まさかこのビル? 着いたのは、若干入りづらい雰囲気の古風な雑居ビルでした。
これ看板? ボロい。お化け屋敷じゃあるまいし…。メイドカフェの白とピンクの可愛いイメージと違って収容所みたいなビル。
入口らしきドアを恐る恐る開けると、「いらっしゃいませ~!」
おぉっ!よかった。メイドちゃんいたー!期待以上に可愛いメイドちゃんです。お名前はメルちゃん。
「こちらでお着替えをどうぞ。靴のサイズいくつですか?」
「あ、ご主人様って言わないんですね」
「言わないですよ!」
しゃべりは普通のトレーナーさんでした。ま、いっか。動きやすい服装(持参)に着替えてレンタル(無料)の靴を履いてまずは注意事項の説明を聞き、書類に同意の名前を記入。ここまでは普通のジムと変わらない手順。
「じゃあ、さっそくトレーニングを始めましょう!」
テキパキとジムの器具をセットするメイドさん。こんなに大きな器具を可愛らしいメイドさんがセットしてる様ってなんか新鮮。見てて大丈夫かなってハラハラするけど、期待を裏切る手慣れた手つきです。
「は~い! まずはベンチプレスしましょう! なちゅさんは20kgからですね!」「20kg!?」
可愛い笑顔につられて寝っ転がりベンチプレスをあげると「お、思ったより重いですね」。意外な重さにビビる。
「大丈夫ですよっ! 私が支えてますからっ! いっち、に~」
食い気味に始まるカウントに合わせるべくベンチプレスを上げ下げするのに必死な私。
「はい、もっと下まで下げましょう!」
結構頑張ってたつもりが、笑顔と裏腹に追い込んで来るメイドちゃん。それに応えようと頑張ってしまう。
「はい、10回! 一回置きましょう!」
「意外と重かったです」と私が弱音をはくと「全然っ大丈夫ですよ! 5kgあげまーすっ」と笑顔で両サイドに重りをつけるメイドさん。
「でわ、行きまーす! いち、に~!」
メイドさんのペースについていくのが大変だけど、なぜかついていけるし、何よりこの声でカウントされるのが…いいっ! 女の子の可愛い声でいち、に~って、なんだかアイドルコンサートみたいで元気が出ます。
トレーナーがなぜかメイドちゃん


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