自己主張の乏しい子どもは手間がかからず、母親にとっては都合がよかったかもしれません。相手の要望を聞くことが「いい子」と刷り込まれた真面目すぎる女性は、大人になっても自分の意思を伝えることを、わがままで迷惑をかける行為と思い込んでいるのです。
しかし、「なんでもいい」という女性は、男性側からすると喜ばせるポイントも分からず逆に面倒くさいものです。お店を決めるにせよ、「イタリアン」「駅から近いお店」など何かヒントがある方が決めやすいのです。
男性にとって、「迷惑かけるかも」と思い本音を言わない女性よりも、「あれがしたい」「ここに行きたい」と意見を言ってくれる女性の方が取り扱いやすく、喜ばせるポイントも分かるから一緒にいて楽です。
真面目すぎる女性が良かれと思って自分の気持ちを言わないでいる一方、思っていることをポンポン伝える女性の方が彼氏ができるのはそのためなのです。
「なんで彼氏ができないんだろう」という考えをやめる
自分を責める癖がある女性は、
「私は何が足りないんだろう」
「なんで彼氏ができないんだろう」
「なぜ結婚できないんだろう」
と、できない理由を探します。長女だから、親が厳しかったから、女子高だから、そういう視点で探せばいくらでも見つかるでしょう。

でもこれは、自分では変えようがないことばかりです。
そうではなくて、
「どうやったら彼氏ができるのかな」
「どうやったら結婚できるかな」
「私はどうしたらいいんだろう」
と、現状を変えることに目を向けましょう。
そうすれば、出会いの数が足りないから増やそう、女子会ばかりやっているから減らそう、周りに彼氏が欲しいと言ってみようなど、やることが思い浮かぶはずです。
「どうやったら彼氏ができるだろう」と考える人は、変えられることに注目し行動します。そして現状を自分で変化させていきます。一方で、「なんで彼氏ができないんだろう」と考えて思いつくことなんて、全て行動しないための言い訳です。
出会いがないことを責める前に、まずは動いてみる。これこそが、彼氏を作るための近道なのです。
<文/菊乃>
【菊乃 プロフィール】
28歳まで全く非モテだったが、一念発起して変身できた経験をもとに、恋愛婚活コンサルタントに。近著は『あなたの「そこ」がもったいない。』
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:
@koakumamt