汗だくになる夏場には、「お化粧してる？」と思うような方もとても多いです。しかし、本人に聞くと「している」と言うのです。私自身も昔は同じようなことを幾度となく聞かれました。夏でも化粧が崩れない人はそういう肌質で、私は化粧崩れしやすいタイプだと割り切っていたのです。 　しかし、今なら分かります。多少の差はあれど、化粧が崩れない人なんていません。崩れないように努力をしている女性と、努力していない女性の差だったのです。 　2017年にリビング新聞グループなどが女性730人対象に行ったWEBアンケート調査によると、働く女性の半分は化粧直しをしていないようです。「なんだ、皆していないからいいや」ではないですよ。そういうところで差が生まれるのです。 　下着が見えていないか、ムダ毛は処理しているか…こういったことを少し気にするだけで、女性はモテるようになります。 　教員をしている女性が、夏休みを利用して相談に来たことがありました。 　通勤はリュック、ハンカチではなくタオルを持ち歩き、化粧直しはしない、体育があるからとジャージでいることが多かったそう。「周りもみんなこんな感じだから」「派手にすると父兄の目が」と言い訳をしながら手抜き三昧でした。 　そんな彼女に、身なりを気にするようにとアドバイス。すると、真面目な彼女は鏡を見て下着が見えていないか、化粧が崩れていないかを確認するようになりました。 「今まで鏡すら見ていなかったし、自分にも興味がなかった」と気が付いたそうです。子どもは先生がキレイになるとすぐ気が付き、子ども相手だから手抜きでいいというのは勘違いだったと思ったそう。仕事は真面目だしみるみるキレイになる彼女を、周りは放っておくわけもなく、先輩教師の紹介で知り合った方と結婚することになったそうです。 　このように、ちょっとした手間でモテは作れます。「出会いがない」と嘆く前に、自分の姿を鏡で確認してみると良いかもしれませんね。 ＜文／菊乃＞