あなたは禁断の恋をしたことがありますか？ 今回、紹介するのは兄弟と恋愛をしてしまった女性のお話です。 　都内でOLをしているミサさん（仮名・28歳）は交際して1年になる彼氏と同棲しています。しかし、ミサさんにはある秘密があるといいます。 「彼と付き合う前は、よく飲みに行っていたバーのバーテンダーのことを好きだったんです。バーテンの子は私より2歳年下の三浦翔平似のイケメン。一目惚れして毎週のように店に通っていましたね。 　しかし彼のファンはすごく多くて、モテる彼は毎日違う女性をお持ち帰りしている遊び人でした。私もその中の1人で、飲みに行く度に『今日こそ彼にお持ち帰りされるかな？』とドキドキしながら閉店まで待っていたイタイ女でしたね。結局、“たまに関係を持つだけのバーテンと客”という状態は1年ほど続きました」 　その関係を終わらせるきっかけになったのが、今の彼との出会いだったといいます。 「今の彼とは、友人がセッティングしてくれた飲み会で知り合いました。彼の見た目がタイプだったのは、バーテンの彼とどこか似ていたからかもしれませんね。それから何度かデートを重ね、彼からの告白で付き合うことに。彼は1つ年上で私もいい歳ということもあり、結婚という言葉を意識し始めた頃、彼が突然『弟が働いているバーが近くにあるから行こうよ』と言ってきたんです」 　そこで会った彼の弟は、ミサさんが以前関係を持っていたバーテンだったのです。 「彼が弟に私のことを『結婚を考えている彼女なんだ』と紹介した瞬間、弟がニヤニヤしているのが分かりました。『どうしよう!?』という気持と彼に申し訳ない気持ちが重なり、いたたまれなくなった私は体調が悪いと彼に告げて、その日は早く切り上げました。 　彼は結構ニブいところがあるので私の胸中なんて気づいていない様子で『今度、一緒に実家に行こう』と言ってくる始末。しかも最悪なことに弟は、現在一人暮らしを解消して実家に戻っているそうなのです。絶対に会いたくないと思いながらも、ついに彼の実家に行く日がやってきたのです」 　逃げたくなる気持ちを抑えながら、彼の家へ挨拶に行ったミサさん。幸い弟は不在でしたが、その後、彼の実家へ行く度にいつかバレるのではないかとヒヤヒヤしたそうです。 「特に気まずかったのがお正月の挨拶でしたね。彼の家は正月は家族で過ごすらしく、当然弟の姿もありました。弟とは昔はあんなに喋っていたのに、彼の前では他人行儀に接するのが大変でした。 　一度、彼の実家でトイレに行こうとしたとき、弟に話しかけられてドキッとしましたね。『兄ちゃんは俺らの関係知ってるの？』と聞かれたのですが『知るわけないでしょ！』と私が言うとニヤニヤしていて腹が立ちました。彼のほうからも弟の話が出ることはなかったので、このまま言わないほうがいいのかな？　と思っていたんです」 　しかし、ついに2人の関係がバレるときが訪れてしまうのです。 「バレてしまったきっかけは、彼が実家に帰ったときに弟の携帯をたまたま借りたことだそうです。私にかけたことで、電話帳に私の番号が入っていることが分かってしまい、弟を問い詰めたら『昔、バーに来ていた客で連絡先を交換した』と弟が白状したそうです。さらに身体の関係があったことまで……。それを聞いた私はひたすら謝るしかなかったですね……」 　しかし、彼から飛び出したのは意外な言葉だったのです。