『ちょうどいいブスのススメ』炎上を『ブスの本懐』著者はどう見たか?/カレー沢薫
ブスという取扱い注意な言葉で「天城越え」級に山が燃える
「結局ちょうどいいブスって誰から見てだよ?」=「男から見て」
このように、一部の女性向けなものを「全女性共感!」というクソデカ主語で発信した上にそれが「ブス」というニトログリセリンワードだったことが炎上の大きな要因だと思う。 そしてもう一つは「結局ちょうどいいブスって誰から見てだよ?」というのが大きな燃料となった。 もちろんこれは「男から見て」である。この「男からどう見られるかで女の幸せ決まる」というのがそもそも古い上、さらにそれが「ちょうどいいブス」という明らかに下に見られている感が余計炎上に繋がったと思われる。 だからこの「ちょうどいいブス」が自分目線、毎日鏡を見て「今日も俺のブスの湯加減最高だな」と惚れ惚れするのが目的、だというのなら燃えなかったと思う。 ただ燃えはしないが見る人もいない気はする。 <文/カレー沢薫> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
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