酔っぱらいOLのヘンな酒グセ。「目覚めると温泉」のナゾ
年末年始が過ぎたら間もなく異動のシーズンと、なにかとお酒の付き合いが増えるこの季節。「酔って電車を乗り過ごしちゃった……」「飲んで帰った記憶がない……!?」と、色々お酒の失敗もやらかしがち。
色々と後悔してしまう“お酒の失敗談”が多く聞かれますが、中には美味しい思い(?)をしちゃうこんな体験談も……
都内の商社で事務員として働く横田みゆさん(28歳・独身)は、「生中2杯も飲めばへべれけになる」というくらい、お酒には弱い方。いつもこの時期は上司や同期から勧められた酒を断れなかったり、場の空気やノリに合わせてしまい泥酔することも割と多いとか。
「酔って一番多い失敗が、電車で長距離寝過ごしちゃうこと。それまでは泥酔しても気を張っているんですが、電車に乗ったら一気に安心しちゃって緊張の糸がプツリと切れちゃう。その寝過ごす距離もひどくって、山の手線なら3周以上、田園都市線なら町田方面まで、常磐線は茨城……と、ほぼ終着駅まで行ってしまうんです」
さらにすごいのは、酔いからさめて「はっ!」と我に返るのは、いつも“お湯の中”だそうですが……え、お湯?
「酔って乗り過ごして地方に行っちゃうと、いつも必ずといっていいほどその土地の“温泉”に浸かって帰ってきちゃうんです」と笑って語るみゆさん。
「いつもお湯の中にとぽん! と浸かってから意識がはっきり戻るので、ワープしたような不思議な感覚なんですよ。多分無意識といっても半分くらいは起きてるんだと思うんですが、酔いと眠気で本能の赴(おもむ)くまま行動してるのかも……」
深夜で日帰り温泉が閉まっている場合は、その土地のスーパー銭湯などにタクシーで向かっているとか。酔って温泉で目覚めるなんて……ご本人は気持ちよさそうですが、死にますよ!(※編集部注:泥酔状態での入浴は命にかかわる事故になることも。絶対にマネしないでください!)
「終電で来て帰れなくなっちゃうと、ビジネスホテルやスーパー銭湯にそのまま泊まって温泉を満喫しちゃう。思わぬ散財にはなるけど、大体素泊まりや日帰り温泉代入れても1万円にはまったく届かないし。タクシーでお金かけて寒い家に帰ったり、駅で凍えながら電車を待つより圧倒的に“幸せ度”が違うんですよ」
確かに、泥酔状態で家に帰りつけたとしても、「風呂も化粧落とすのもめんどくさい!」とそのまま寝てしまって風邪なんかひいたら最悪です。また、帰るのもめんどくさくなって、「よし! このままオールしちゃおう!」と意気込んでも、気力体力共に楽しめるのはせいぜい深夜2時くらいまで。それ以降は、「え、ちょっとまって、なんであたしオールしようとしたの……?」と、さっきまでの自分の行動を後悔することも珍しくないはず。
「それに比べれば、暖かな湯気と体の芯までしみこむお湯の温もりで目覚めることがどれだけ幸せか……!」
しかし、次の日が休みではなかったり、朝風呂を堪能しすぎて遅刻したこともあるといいますが、それはどうなんでしょうか?
「都内で飲んでいたのに、なんで田舎にいるの……?」
悔やむな、嘆くな、後悔するな! 酒グセの悪さを有効活用


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