バーチャルジャニーズ配信から1週間、ハマるファン続出。魅力とは?
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>
ジャニーズがまさかのバーチャルアイドルをぶっ込んで来て、早一週間が経ちました。衝撃の発表当初、ヲタの総意は「もっと他にやることがあるはず」でしたが、今われわれは「正直すまんかった!」とゲザっております。
もうすでに海堂飛鳥(かいどう・あすか)くんと苺谷星空(いちごや・かなた)くんは私たちの日常に溶け込み、むしろ“毎晩のひとときを共にする彼氏”くらいな位置付けになりました。
この現象は、アレです! 「猫キライって言ってた人が、一番メロメロになる」あの感じ! 「私、猫ってあんまり得意じゃないから……」と、ややイラっとしながら横目で見てたのに、いざ抱っこしてみたら「やだうそかわういぃぃ!」ってハマるあの流れに似ています。
実際、この二人のバーチャルアイドルは関西ジャニーズJr.“なにわ男子”の藤原丈一郎くん(飛鳥)と大橋和也くん(星空)が“中の人”をやっていて、私たちも最初は「ナマじゃあかんのか?」と思いました。
しかしながら、彼らがアニメ絵の美少年として現れてくれたことで、こちらもアニメ絵の美少女になりきり(※)、思う存分“全力のごっこ遊び”が楽しめるのです。この愉快さよ!
飛鳥くんと星空くんは高校生ですから、テストの話をしたり、学校での出来事を聞かせてくれたり、およそタブーなしでわれらに日々のことを語ってくれます。
これに対し私らは「私も切り干し大根好きー!」(星空くんの好物)だの、「私の絵も描いてー」だの、思い思いの言葉を投げかけられる。なんかすごく楽しい。生身どうしなら、「こんなこと言うのナシかな?」とか「声出すの恥ずかしいかも」と逡巡することも、気にしなくてよきですから。
また、二人は関西の方ゆえ、まこと温かな大阪弁で耳朶をくすぐってくれるのもよき。画面を見られないときは、音声だけでもイケましょう。さらに、配信中には“ファンアート”と呼ばれる彼らの似顔絵が紹介されますが、絵心のある方にとっては、これもなかなか腕が鳴る試みのよう。
そして極めつけが、なんだかんだ毎日配信してくれること! 憎からぬ人が毎夜ナマで同じ時を共有してくれるというのは、かなり慰めになるのです。そこにチケットが取れた取れないとか、良席がどうのとか、隣の人が可愛くて落ち込む、みたいなストレスはありません。
やってくれたなジャニーズ! バーチャルアイドルと過ごす時間は、まるでガラス越しに交わすキスのよう。はがゆくも絶妙な距離感にもう薔薇薔薇……という感じであります!
まだ見ていない方は、1回、見てみ?
※「海堂飛鳥の飛鳥のクルージングルーム」及び「苺谷星空のいちご果汁99%のお部屋」はSHOWROOMで配信中。2人のルームをフォローすると、期間限定で“Honey Works”ヤマコさん描き下ろしの制服姿のアバターがもらえる。
<文/みきーる イラスト/二平瑞樹>
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バーチャル特有の距離感にドキドキ
毎日配信してくれる
みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』