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あわや子供が被害に…シングルマザーの彼氏の裏の顔とは

 シングルマザーの方にとって、何より優先すべきは自分の子供。交際中の男性がいてもそこから再婚へと踏み出すには勇気が要るものです。
シングルマザー

写真はイメージです(以下同じ)

相手は仕事で知り合った5歳年下の男性

 小学生の男の子を持つ北村瞳さん(仮名・41歳/医療機器メーカー)は、4年前まで仕事を通じて知り合った5歳年下の理学療法士の男性と交際。はじめのうちは子供もなついていたそうで、再婚も視野に入れていたといいます。 「実の父親は浮気して家を出て行ってしまい、子供が物心つく前に別れてしまったんです。養育費は毎月振り込んでくれますが、子供には会おうともしません。だから、父親代わりの彼の存在が嬉しかったんでしょうね。週末、遊びに来たときはいつもべったりで片時も離れようとしませんでしたから」 親子 相手は仕事ぶりも真面目で、職場でも信頼される存在。年下でしたが包容力があり、「彼となら……」と再婚を強く意識するようになったそうです。 「彼のほうからも『結婚を前提に……』とのことだったので実家の家族に紹介し、私も向こうのご両親にご挨拶へ行きました。子連れで年上でしたから反対されることも覚悟していましたが、私たちのことを快く認めてくれました」  彼は隣町のアパートに住んでいたそうですが、瞳さん親子が暮らすマンションで寝泊まりするようになり、同居同然の状態に。ただし、婚姻届は彼女の誕生日に提出すると2人で決めており、入籍はしていなかったそうです。

同居開始後、あれほど彼になついていた子供の様子に異変が

 そんな順風満帆に思えた彼との生活ですが、違和感を覚えるようになったといいます。 「最初のころはあれほど彼になついていた息子ですが、一緒に暮らし始めてからは彼が部屋にいても1人で遊ぶことが増えていました。それでも2人で遊ぶこともあり、同じ屋根の下で暮らし始めたわけだし、そんなものかなって程度に思っていたんです」  しかし、楽観視していた彼女をよそに息子さんはますます彼との距離を置き始めます。 「以前はお風呂にいつも2人で入っていたのに『お母さんと入りたい』と言い出したり、不安そうな表情で『本当に結婚しちゃうの?』ってたずねてきたんです。けど、3人で暮らすことになって戸惑っているのかなって  彼も『時間が解決してくれると思うよ』と話していたので、私もついそれを鵜呑(うの)みにしてしまったんです」 親子虐待 でも、息子さんと彼の関係はなかなか改善することはありませんでした。そして、瞳さんはその元凶となっていた決定的な場面を偶然目撃しています。 「ある日、買い物から戻ってくると、今まで耳にしたこともない彼の怒鳴り声が聞こえたんです。私が帰宅したことに気づいていない様子で、子供に向かって『お前は邪魔だから早く家を出ていけ!』、『お母さんも本当はお前のことをいらない子だと思っている』などと暴言を吐いていたんです」
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彼にその場で別れを告げたが…
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