
(画像:『コウノドリ』公式サイトより)
原作は、鈴ノ木ユウによる産婦人科を舞台にした作品。綾野剛が真摯に「命」に向き合う産婦人科医を演じました。また、「
全国の旦那に見せたいドラマ」とも絶賛されました。
第1話では子育てに不安を抱く妻に「俺も手伝うから」と言い放つ夫に対して、産婦人科医演じる星野源が「
“手伝う”じゃないだろ。あんたの子どもだよ」と強く言い放ったシーンに「よく言った!」「子育てしてる時、自分が思ってても言えなかったこと!」と女性から感嘆の声があがりました。
高視聴率につき、ドラマは第二シリーズも作られ、綾野剛の代表作の1つになっています。

日曜劇場 JIN-仁- オリジナル・サウンドトラック~ファイナルセレクション~ サウンドトラック
東京国際ドラマアウォード、ギャラクシー賞など国内外の賞を総なめにして、09年の連ドラ視聴率ナンバーワンを記録した伝説のドラマ『JIN-仁-』。原作は、村上もとかが描く、タイムスリップ×歴史医療ロマンで、シリーズ累計680万部を突破しています。
江戸時代にタイムスリップしてしまった脳外科医演じる大沢たかおが、満足な医療器具もない中で人々の命を救っていくSFヒューマンストーリー。生命の根幹に迫る内容が大きな反響をよんで続編の完結編も作られています。

(画像:『逃げるは恥だが役に立つ』公式サイトより)
社会現象にまでなった「逃げ恥」が堂々の1位を獲得。原作は人気漫画家・海野つなみの同名マンガで、脚本は『重版出来』や『アンナチュラル』など数多くのヒットドラマを手がける人気作家の野木亜紀子です。
職ナシ彼氏ナシの主人公演じる新垣結衣と、恋愛経験ナシの独身サラリーマン演じる星野源が「契約結婚」の関係を築いていく、社会派ラブコメディ。夫=雇用主、妻=従業員という2人の関係を通して、新しい「結婚」の形が見えてくると共に、現在の「働き方改革」についても考えさせられると、大きな反響が集まりました。
最終回の平均視聴率はシリーズ最高の20.8%を記録し、星野源が歌う主題歌の「恋」の振り付け「恋ダンス」も大ブームに。羽生結弦選手やキャロライン・ケネディ前駐日大使などの世界的著名人が恋ダンスを踊る動画を公開したりと予想外の広がりをみせて、逃げ恥は2016年を代表する作品になりました。
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マンガ原作の実写化は、演出やキャスティング、役者の演技力などによっては、せっかくマンガが面白いのに映像化した途端にトンデモ作品になってしまった! なんて例もしばしば。だからこそ、実写化によってさらなる魅力が加わった作品に出会うと、制作スタッフや役者に感謝したくなりますね。
※【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(30代40代女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2019年6月7日
有効回答者数:30才から49才 女性200名
<文/満知缶子>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】満知缶子
ミーハーなライター。主に芸能ネタ、ときどき恋愛エピソードも。