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SNSがなかった時代の、昔懐かしい“趣味仲間”の集め方

<みきーるの女子マインド学>  先日、アラサーの女性と話していたとき、「ネットがない時代って、どうやって友だちを見つけていたんですか?」と訊かれました。 「趣味の仲間なら、“文通”とか……」と答えると、「“ブンツウ”ってなんですか?」とのこと! そうか、アラサー以下の女性にとっては“文通”って死語なのですね。  今回は、昭和女子のたしなみだった“文通”についてお話します!
ジェネレーションギャップに驚愕。「文通」知らないってマジ?

写真はイメージです(以下同)

“文通”ってなに?

 文通(ぶんつう)とは、“リアルお手紙交換”のことです。特定の相手と封書やハガキを交わしあい、手紙で近況や趣味のおしゃべりをします。手紙を出す頻度は人によりましたが、週イチ~月イチくらいが多かったようです。

“文通”の相手ってどうやって見つけたの?

 雑誌の“ペンフレンド募集”コーナーで募集したり、告知を見て手紙を出したりしてお相手を見つけていました。個人情報が慎重に扱われる今では考えられませんが、昭和は「雑誌や新聞に自分の住所を載せる」ことは、当たり前のように行われていたのです。また、文通でつながる友だちのことは、“ペンフレンド”や“ペンパル”といいました。

どんなふうに募集していたの?

 自己紹介と、文通したい相手の希望を書いて募集をかけていました。昭和っぽい“ペンフレンド募集”の文例は、こんな感じです。 「東京に住む小学5年生の女子です。好きな科目は国語です。沖縄か北海道の子、お手紙ください!ペンフレンドを募集する少女たち「ワラシは田原俊彦様命の中一です! トシちゃん大好きなアナタ、お手紙くだされ~!」 「『はみだしっ子』のグレアムが好きです。話せる人、文通お願いします」 「クッキーとクレープに目がない14歳です。クッキング好きな人、おてまみ待ってます!」
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実際に会うことはあったの?
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