村西とおる監督と黒木香さんについて、個人名をそのまま作品にしている『全裸監督』。主役である村西とおる本人はこの作品の映像化について事前に相談があり、主役は福山雅治がいいとまで主張した旨をインタビューで語っています。 　しかし黒木さんには許可が取られているのでしょうか？ そこで、Netflixに『全裸監督』映像化にあたって、黒木香さんの同意を得たのか、また契約などは交わしているのかを質問してみました。 　Netflixからの回答はこちら。 ＜この度は、「全裸監督」にご興味をお持ちいただき、またこちらに関してお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。ご連絡いただいた件ですが、作品制作にあたって、村西さん同様、黒木さんご本人は関与されていません。あくまでも本橋信宏著『全裸監督』という原作に基づいた作品です。権利関係に関してこれ以上お話しできることはありません。 　Netflixとしては、これまでに語られることのなかったテーマが日本発の物語として世界へ配信されることにとても意義を感じていますし今後もそのような作品づくりに、丁寧に向き合ってまいります。ご確認していただけますと幸いです。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。＞ 　あくまで、原作の本橋信宏著『全裸監督』を映像化しただけとのこと。ノンフィクションと銘打（めいう）った作品を、実在する人物名・キャラクターそのまま映像化するということは、登場人物の権利に関してはグレーゾーンな部分がある気がしますが、作品の評判はうなぎのぼりで、シーズン2の制作も決定しました。『全裸監督』現象は、まだまだ続きそうですが、黒木香さんはどのように思っているのでしょうか？ ＜文／満知缶子＞ ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】