優秀すぎる魚の缶詰5種。美容にいいのはサバ缶だけじゃない
④鮭(サケ)
カルシウムにもっとこだわるなら、サケの「中骨缶」が最強です。これは、サケを3枚おろしをした時に、骨として残る部位で、身も皮もついているので、鮭感は健在。1缶で2日分のカルシウム量が含まれるので、牛乳などの乳製品が苦手な方のカルシウム対策にバツグンです。
カルシウム 1560mg
※マルハニチロ「さけ中骨水煮」1缶(150g)の栄養成分
活用法としては、青魚のようなクセがないため、ごはんに炊き込んだりマヨネーズと和えたりすると、安定感のあるおいしさを楽しめるでしょう。
⑤ツナ(マグロ・カツオ)
最後は、最もメジャーなツナ缶。実は、ツナと言っても2種類あるってご存知ですか? 必ずしも「ツナ=マグロ」ではなく、「マイルド」と明記されているものは、「カツオ」なんです。マグロは、体内で利用されるたんぱく質量が多いとされているため、積極的なカラダ作りを考えている人にはオススメ。一方カツオは、血合いを中心に「タウリン」が豊富であるため、生活習慣病対策として力強い存在。安価であることも魅力です。
いずれにせよ、活用度は最強なので、自身の健康度の底上げとして、ピザやサラダに積極的に活用していくのが良いでしょう。
※栄養成分についてはすべて生魚での数値(文科省食品成分データベース)で比較しています。
サバ→マサバ(生)
イワシ→マイワシ(生)
サケ→ギンザケ(生)
マグロ→キハダマグロ(生)
カツオ→秋穫りカツオ(生)
<文・写真/スギアカツキ>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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