9年間の不倫相手に「エロさがない」と言われました。ショックです…|性活相談
大股開きでウェルカムしてない?
あなたは、おそらくですが彼に対して、視覚的にも精神的にも裸族になってしまっているのではないでしょうか。性に対して明け透けになっているということです。これは悪いことでは無いのですが、日本人の男性、特に年配の男どもは、清純さや恥じらいを女性に期待し、それを侵犯することにエロさを感じます。
最初から大股開きでウェルカムしている女性より、なかなか膝を開かないのをこじ開け自分にだけ開かせるのが好きです。なので、征服欲や支配欲が性欲の正体になってるいる人が多いのです。そういう文化だからと言ってしまえばそれまでですが、女性が性の対象として消費されるだけで主体的にエロを楽しむことができなくなっているのです。
エロさとは「開放」
これは「禁止の侵犯」と一見すると同じように見えます。人前で感情をあらわにするのは動物的に見えますから。でも、感情のあるがままと、動物的欲望に乗っ取られるのは違うと考えます。排泄処理としての性欲か、文化的愛情としての性欲か。女性自身が禁止事項になり他者により破られる対象でいるわけではなく、自分が主体的に感情に則り変化を望んでいくのです。
代々木監督の言葉を借りれば、「明け渡す」という状態になっていくことです。相手に夢中になり、セックスに没頭していくのです。考えてしたわけではなく、感じるがままにしてたらそうなっちゃったというわけです。当然、快感を貪ることになるし、はしたないと言われる言動もとります。でもそれがいいんです。動物と違うのは、そこに文化という知性があります。エロさとは社会性から解放され動物になるだけでなく、人間ならではの文化的感情を解放していくことです。
誰かに押し付けられたりコントロールされるエロさではなく、自ら解放していくエロさを知ってください。そして、それを感じられる相手を見つけてください。とりあえず、今の彼はなしです。別れましょう。
<文/森林原人>
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1979年生まれ。1999年にAV男優デビュー。出演本数1万本。経験人数9千人。セックスの虜になり道を踏み外したと思われているが、本人は生きる道を見つけられたとむしろ感謝している。著書に『イケるSEX』(扶桑社)、『セックスお悩み相談室』(扶桑社)他。性と向き合い、性を知り、性を楽しむためのサイト「リビドーリブ」とYouTubeチャンネル「森林原人YouTube」を運営。★Twitter(@AVmoribayashi)/★Instagram(@genjin_moribayashi_1979)
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