☆この小鍋のポイント:お財布にやさしい・野菜が食べたい・冷えた体を温めたい・おうち呑みにいい・締めまで楽しい
【材料】
キャベツ(ざく切り) 3枚(200g)
にら 1/4束(5㎝長さに切る)
豚ばら薄切り肉(5㎝幅に切る) 80~100g
にんにく 1~2かけ(薄切り)
A
白だし(濃縮タイプ) 大さじ2~3
酒 大さじ2
水 300ml
白すりごま、一味唐辛子 各適量
<作り方>
1. 鍋にキャベツ、豚肉、にんにく(仕上げ用を少々残す)をミルフィーユ状に交互に重ね、Aを注ぐ。ふたをして中火にかけ、煮立ったらキャベツがやわらかくなるまで8~10分煮る。
2. キャベツがくったりしたら、にらをのせ、残りのにんにく、すりごま、一味唐辛子を散らし、ひと煮立ちさせる。
モツは好きだけど家でモツ鍋を作るのは面倒くさい、そんな人もいるのでは。大丈夫、モツを使わなくても十分モツ鍋感を味わうことができるのです。思い立ったらすぐ作れるので、私も小鍋をふたつ火にかけ、夫とともに食べてみました。
こってりしているようでいて、後味は不思議とあっさり、とはいえ食べごたえもあるという大満足の一品。夫婦ふたりならひとつの鍋をつついたほうが楽じゃない?という意見もあるでしょうが、私個人としては小鍋×2のほうが合理的でした。食べる量が把握できますから、自然と食べ過ぎ防止につながるのです。
本書のタイトルに「∞むげん」とあるように、小鍋には無限の可能性があります。本書のレシピにそって工夫を凝らしていくのも、本書の楽しみ方のひとつ。世界にひとつだけの小鍋、あなたも作ってみてはいかがですか。
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小説家・森美樹のブックレビュー―
<文/森美樹>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『
主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『
母親病』(新潮社)、『
神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。
X:@morimikixxx