さらにコスメの使用期限も大事。調査ではユーザーの97.9%が「使用期限を過ぎたものでも使っている」ことがわかりました。使用期限内は防腐剤によって細菌汚染を予防できるけれど、使用期限を越えてしまうとその効果は期待できないということ。 　日本の化粧品には、一部を除いて、使用期限が書かれていません。これは「製造後3年以内で変質する化粧品を除き、使用期限を表示する必要はない」と薬機法で定められているから。 　なので、「未開封で3年、開けたらなるべく早く使うように」（日本化粧品工業連合会HP）というのですが、「なる早」ってどのぐらい？　アイテムによって違うのでメーカーも明言はしておらず、「開封後、半年〜１年」という説が出回っています（根拠は不明）。 　 　欧米のコスメは、裏面に「6M」や「12M」などの数字が書かれていますが、これは「開封後6ヶ月」や「開封後12ヶ月」が使用期限という意味です。 　最近はメルカリなどを利用して使いかけのコスメを売買する方も増えていますが、買う場合も売る場合も、商品の購入時期や開封時期、使用期限をきちんと確認することが大切です。 　どんなにスキンケアやメイクを頑張っても、「ニキビなどの肌荒れがひどい…」と肌トラブルに見舞われていたら、コスメにすみついた細菌が原因になっているかもしれません。この年末年始に思い切って、コスメやメイク用品も大掃除もしてみてはいかがですか？ ＜文／佐藤まきこ＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】