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帰省しなかったら「お年玉はPayPayで送って」の 催促に困惑…

キャッシュレスはお年玉で終わらなかった

 お年玉は「いつか年末に帰省できるタイミングを合わせるから、そのときにちゃんと手渡しで渡したい」と姉に連絡し、今年は“キャッシュレスお年玉”は免れた瑠衣さん。 お年玉 しかし問題は解決したわけではありません。 「お年玉の一件を伝えたとき姉は『え~なんで~。どうせもらっても私ら親のところにいくんだから一緒じゃん』と納得していない様子で……。しかも、最近は『上の子の入学祝いもPayPayでいいよ』と言ってくる始末。古臭いと言われても、私はそういうお金は会って直接本人に渡したいんです。結局は親の懐に入るとしても、気持ちの問題というか」 「姉妹間でまだまだわだかまりが残っている」といいますが、まさか世間でそこまでキャッシュレス決済や、個人間の送金がそこまで浸透しているとは。正直驚きです。 「寂しいんですよね。今はそんな行為も『常識外れだ』『ありえない』と思っていても、もしかしたらそれが当たり前になる時代が来るかもしれません。今回の一件で周りの同年代の友達に聞いたら、中には『中学生の甥っ子から、今年からお年玉は直接俺のスマホ(PayPayやLINE Pay)に送って』と言われた子も実際にいて、なんかもうすごいなぁと。合理的かつ効率的なのかもしれませんが、手渡しで育った文化はまだ残っていて欲しいなと思います」  というか、「文化も風習も感じられないお祝い(キャッシュレス決済)なら、そんなもの根本から無くなってくれた方がよっぽど嬉しい!」と語る瑠衣さんも気持ちもものすごく分かります……。  今後さらにキャッシュレス決済の需要とユーザは増えていくことでしょう。それにともない、こんなお年玉のようなやり取りもガラッと変わるのか、今後も注目していきます。 <文/赤山ひかる>
赤山ひかる
奇想天外な体験談、業界の裏話や、社会問題などを取材する女性ライター。週刊誌やWebサイトに寄稿している。元芸能・張り込み班。これまでの累計取材人数は1万人を超える。無類の猫好き。
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