ワンオクTakaの“ファン批判”、本当は何にイラだっているのか
先日発売したニューアルバム『Ambitions』が大ヒットしている、若手人気ロックバンドのONE OK ROCK(ワンオクロック)。そんな中、ボーカル・Takaの発言が波紋を呼んでいます。
海外公演での日本人ファンのふるまいに対して、1月25日、自身のインスタグラムで「我慢の限界を超えそう」と苦言を呈したのです。
「日本人が携帯片手にまるでポケモンみつけたみたいに動画やら写真やらパシャパシャ撮られて(中略)御飯もゆっくり食べれない」とか、「最前列はいつも同じ景色」と愚痴をこぼし、日本からの“追っかけ”に心底うんざりしている様子。
このTakaの発言に賛否両論が巻き起こりました。多くは“困らせてごめんなさい”と、Takaの発言を支持するものでしたが、なかには“ちょっと天狗になってんじゃないの?”と批判めいたものも。
騒ぎが大きくなり焦ったのか、Takaは再びインスタでコメント。「ゴメン! 文章が足りてなかったね。。」「一部の人達なんだけど」と対応したのでした。
もちろん、委細かまわずスマホでパシャパシャやられていい気分はしないでしょう。それでもやはりONE OK ROCKは恵まれていると思うのです。
第一、ほとんどのバンドはスポットライトを浴びることなく消え去ります。そして、たとえ押しつけがましくても、「ポケモンみつけたみたいに」興奮してくれるのは好意を持ったファンであるということ。
なぜなら海外アーティストのほとんどが、敵意むき出しのパパラッチに四六時中追いかけられているのですから。
たとえば27才にして亡くなったイギリスの女性歌手エイミー・ワインハウス。ドキュメンタリー映画『AMY』で、執拗にパパラッチにつきまとわれるシーンがありますが、その時のカメラフラッシュのけたたましかったこと。ジャスティン・ビーバーなどは、全裸写真を撮られて全世界に公開されてしまいました。
エイミー・ワインハウスもジャスティン・ビーバーも、ONE OK ROCKとは比較にならないほど優れたミュージシャンです。そんな彼らですら、絶えず好奇の目にさらされてきた事実は重たい。
聞くところによると、ONE OK ROCKは欧米での成功を望んでいるといいます。だとしたら、なおさらプライバシーが制限される状況に慣れておく必要があるのではないでしょうか。
海外の有名アーティストは、常に追い回されるのが普通
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