おもらしした子をトイレに閉じ込め…保育現場のトンデモ園長は、まだまだいる
政界をも巻き込んだ騒動へと発展している森友学園・塚本幼稚園問題。園児たちが軍歌を歌い「安倍総理がんばれ」と声をそろえる様子や、奇抜すぎる園のトップ・籠池ファミリーに驚愕した人も少なくないでしょう。
また、姫路の「わんずまざー保育園」では、給食をほんのちょっとにしたり、保育士のわずかな遅刻に罰金1万円を課すなど、園長のゼニゲバぶりが問題になっています。
ところが、“保育園・幼稚園のトンデモ園長はけっこういる”、という声も。現役の幼稚園教諭に語ってもらいました。
幼稚園教諭になって4年目のチアキさん(仮名・20代)は、現在勤める幼稚園が2園目。はじめて勤めた幼稚園で驚きの光景を目にし、1年で転園したそうです。
「最初の園の園長は、キレイで、はつらつとした50代の女性でした。はじめはステキな園長の下で働けるなんて嬉しい! と思ったのですが……」
園長は新任のチアキさんを気遣い、優しく声をかけてくれたと言います。ところが、子どもたちへの態度で、園長の本性が見えたとのこと。
「私のクラスによくヘルプで来てくれていたのですが、相手をするのは、身ぎれいで見た目が可愛いお気に入りの子どもだけ。ほかの子が声をかけても軽くあしらったり、意味もなく怒鳴りつけたり、あきらかに態度が違いました」
はじめは思い過ごしかと感じていたチアキさんですが、子ども同士の些細なケンカへの園長の対応で、確信を持ったそう。
「園長のお気に入りの子がいけないことをしたのに、相手の子を激しく叱りつけたんです。しかも、叱られた子が泣きだしたら『汚い! 床が汚れるから鼻水垂らさないでよ!』とその場を離れ、教員室で『泣いたらさらにブサイク(笑)』と笑っていたんです」
特に、子どもにつきものの“汚れ”に対しては、園長は「あからさまな態度を取った」とチアキさんは言います。
「子どもがおもらしや嘔吐をすると、全体の指導中でも担任を呼んで処理をさせるんです。そのあいだも、ほかの子どもたちを見てくれるわけではないので、教室内は大騒ぎ。そうすると大声で怒鳴って黙らせていました」
本来は、ヘルプで入っている先生が汚物を処理するもの。しかし、園長が処理をする姿は一度も見たことがなかったそうです。さらに、おもらしや嘔吐などをした子どもは、その後も“汚い子”として扱われていたのだそう。
身ぎれいな子だけを可愛がる女園長
子どものおもらしや嘔吐にキレる園長
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