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おもらしした子をトイレに閉じ込め…保育現場のトンデモ園長は、まだまだいる

一度のおもらしで、用を足すまでトイレに閉じ込め……

「一度でももらしてしまった子は、その後も顔を合わすたびに『またもらさないでよ』『あなたはすぐもらすんだから、いますぐトイレに行って!』などと言われていました。さらに、遊びの最中でも、園長の気分でむりやりトイレに連れて行かれ、泣いていやがっても用を足すまでトイレに閉じ込められていたこともありました」
保育園

写真はイメージです

 お気に入りの子がおもらしをした時には、その日から手のひらを返したようにかわいがらなくなったのだとか。次第に、子どもたちは園長の顔を見るとこぞってトイレに行くように…。 「園長が部屋に入ってくると、緊張でかえってもらしてしまう子もいました。園長に怒られまいと、顔色を見ながらトイレに並ぶ子どもたちの姿は、まるで軍隊や独裁国を見ているようでした」  ほかにも、外遊びで砂や泥がついたまま駆け寄ってきた子に「汚れるから来ないで!」と言ったり、食べこぼす子どもに「汚い子は大っ嫌い」と言ったりしたこともあったそう。 「身勝手な言動で子どもの心を傷つけるようなトップがいる幼稚園では、子どもたちがかわいそう。園長自身がどのくらい誠意をもって子どもと向き合っているかで、園の雰囲気が大きく変わると、今の園に務めて感じました」

園長の外ヅラでなく、子どもへの接し方に注目

 筆者は昨年、個人加盟の労働組合「介護・保育ユニオン」の保育士さんを取材しました。彼女は、全園児の前で園長に罵倒されるなどのパワハラを受けて適応障害を発症。別の保育園では、泣く子の口を押さえつける保育士を、園長が横で“見て見ぬフリ”をしていたといいます。  園長に逆らえない体制のなかで、独裁化しがちなのでしょうか。  もちろん、きちんとした園長だってたくさんいます。入園を検討しているママは、園長の“外ヅラ”でなく、日常的な子どもとのかかわり方に注目するといいかもしれません。 <TEXT/千葉こころ>
千葉こころ
ビールと映画とMr.Childrenをこよなく愛し、何事も楽しむことをモットーに徒然滑走中。恋愛や不倫に関する取材ではいつしか真剣相談になっていることも多い、人生経験だけは豊富なアラフォーフリーライター。
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