――自宅のネット回線が遅い、という場合もあるかもしれません。テレワークに使うなら、速度はどれくらいが妥当でしょうか。 「光回線を利用するのが快適です。以前は最大送受信速度が100Mbpsだったのですが、現在は1Gbpsや10Gbpsといったサービスも登場しています。とは言え、重要なのは実際に通信できる速度です。一般的な動画配信サイトは5～8Mbps、4K動画配信なら15～25Mbpsが必要です。最低20～30Mbpsは欲しいところですね。 ――費用を抑えるために、ポケットWi-Fiやスマホのテザリング機能を仕事で使用するのはありですか？ 「もちろん、ありです。最大通信速度も数百Mbpsを謳っているなら期待できます。ただし、利用する自宅の電波状況で、10Mbps以下しかでないようなら、ストレスに感じてしまうかも知れません。もし、無料お試しレンタルができるなら、テストすることをお勧めします」 「快適に操作できるスペックのPC、高速なネット回線、ビデオ会議に必要な設備が求められます。ビデオ会議で使うマイクとスピーカー、カメラはほとんどのノートPCに内蔵されているので、追加コストはかかりません。デスクトップPCの場合は買いそろえる必要があります。 　筆者の長いライター生活のアドバイスとしては、自宅PCで仕事するならまず机と椅子をチェックしてください。つらい姿勢で長時間作業をすると、すぐに身体を痛めてしまいます」 【柳谷智宣】 お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2年前に海底熟成ウイスキーを扱う「トゥールビヨン」を立ち上げ、現在販売中。 ＜取材・文／女子SPA！編集部＞