テレワーク中のイラッ「PCの動作がめちゃ遅い…」の解消法|初心者向け
仕事がテレワークになって、一時的に自宅PCで仕事をしている人も少なくないと思いますが、「自宅PCの動作が遅すぎる…」と悩んでいませんか?
会社支給の端末なら関連部署に問合せるなどして解決できますが、自分の持ち物だとそうもいきませんよね。メーカーのコールセンターも現在は繋がりにくい状況ですし、ネットで検索してみても、一体自分はどのケースに当てはまるのやら……。
そこで今回、週刊SPA!でもコラムを執筆しているIT・ビジネスライターの柳谷智宣さんに、「自宅のPCを快適に使うためのポイント」について尋ねてみました。テレワークにオススメの環境や、日ごろからできる心がけなどもまとめてお伝えします(以下、「」内は柳谷さんのコメント)。
※本記事は、WindowsのPCで、メール、インターネット、ビデオ会議、Microsoft Officeでの作業等をする、PC初心者の方を対象としています。
――設定以前のお話から。自宅にある動作の遅いPCを、買い替えるべきかどうか悩んでいる方もいると思います。判断基準はありますか?
「何年か前のPCでもスペックが高ければ使えます。とは言え、Windows 7を搭載していた2014年より前に発売されているPCなら、買い換えが必要になると思います。もし、Windowsを最新の『10』にアップグレードしていないなら、すでにWindows 8.1までのサポートは終了しているので買い換えた方がよいでしょう」
――もしこれからPCを買うなら「スペック」はどの程度が妥当ですか?
「PCにあまり詳しくない人ほど、少しのひっかかりがストレスになるので、ある程度のスペックが欲しいところです。CPUはCore i5、メモリは8GB。ストレージはできればSSDの方が快適です。この3点をクリアしていれば、問題なく利用できるでしょう」
価格だけを見て、1円でも安いPCを買おうとすると、このラインをクリアできず、遅すぎて使う機会が減り、お金が無駄になりかねません」
――PC動作の改善方法で検索するとよく出てくるのが、セキュリティソフトやWindows Updateなど設定上の問題のようです。でも、素人がどこまで触っていいのか正直分かりません(涙)。
「Windows10のセキュリティ機能は優秀です。基本的には『Windows Update』が環境を最新に保ってくれますし、セキュリティ設定がおかしい場合はアラートが出ます。ユーザーは、Windows10からのメッセージを無視せず、対応するだけでOKです」
――快適なスピードを維持するために「やっちゃいけないこと」や、逆に「習慣づけたほうがいいこと」はありますか?
「怪しいソフトをインストールしないことです。悪意のあるプログラムでも、自分の手で入れてしまえば、セキュリティ機能でも防ぎきれません。ソフトウェアは安心できるところからインストールしましょう。不要なソフトをアンインストールする習慣があるとさらに安心です。
ストレージの空き容量がいっぱいになったり、アプリを起動しまくったりしても遅くなるので、不要なファイルは捨てる、同時に起動するアプリを減らすといった対策があります」
「Windows10を高速化する設定は他にもあります。初期設定で有効になっていることもありますが、念のため確認してみましょう。
①表に見えなくても背後でソフトが動いていることもあります。もちろん、処理能力を取られてしまうので、『設定』の『プライバシー』から『バックグラウンドアプリ』を開き、不要なアプリをオフにしましょう。
『コントロールパネル』の『電源オプション』から『電源ボタンの動作を選択する』を開き、『高速スタートアップを有効にする』をオンにすると、短時間でPCが起動するようになります。
③PC起動時に、自動実行されるアプリが多いほど、時間がかかります。『設定』の『アプリ』から『スタートアップ』を開き、不要なアプリのスイッチをオフにしましょう」
Contents
これを機にPCを買い替えたほうがいいのはどんな場合?
「PCの動作がめちゃ遅い…」の解消法は?
Windows10を高速化する各種設定
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