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35歳で気づいた“性への違和感”「隠す・流す・合わせる」が当たり前だった

セクハラ炎上、理解はできるけど…

 時代は令和になり、そんな自分の生き方に違和感を覚えるようになってきました。 セクハラ 男女平等が広く叫ばれ、1つ1つのセクハラや性的搾取のトラブルがきちんと問題として扱われるようになり、自分の中でも「事なかれ主義はおかしいんだ」と実感が湧くような気がしました。  でも、少しずつ実感が湧くとはいえ、今年の10月下旬におきたタカラトミーが起こした炎上問題(※)を見たとき、自分は「私の感覚、このままで大丈夫か?」とヒヤッとしたことを覚えています。 ※タカラトミーの公式アカウントがリカちゃん大好きおじさんとして、リカちゃんの個人情報やパンツについて楽しそうにつぶやいており、それが性的搾取にあたると炎上し謝罪する運びとなった。  それはニュースを見た際、「企業だからダメな発言というのは分かるけど、日常的に聞いたらギリギリのブラックジョークとして笑って済ませていたかも」という感覚が自分の中にあったからです。  気持ち悪いんだけれど、「女性は性的な目で見られても仕方のない存在」とどこか思っているフシがあるのではないか。そんな自分に気づき、ヒヤッとしたのです。  もちろんあってはならないと頭では分かっています。しかし、過去に長く水商売をやっていた私は、異性をもてなすことは職業柄当たり前、男性に好かれて喜ばせればOKという、誤った感覚を持っているのかもしれません。これではいくら生理やピルやセクハラの知識をアップデートしていても、根本にある違和感が消えるはずもありません。もう少し自分の「女性としての生き方をアップデートしたい」そんな風に、35歳にして思い始めたのでした。 <文・イラスト/おおしまりえ>
おおしまりえ
水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。Twitter:@utena0518
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