飲食店の時短営業や学校給食の休止など、コロナ禍で行き場を失った食材が溢れている。通販でお得な商品を探していると、なんと「コロナの影響で、給食用商品の在庫処分！」と書かれた冷凍クロガレイが、1㎏10切れ250円という驚きの価格で売られていた。 　送料は1170円。送料込みでも1切れ140円ならかなり安い。購入して煮つけを作ってみると、生臭さはなく、身もよく締まっていて食べ応えも十分だった。 　食に詳しいライターの松浦達也氏によると、今、激安通販グルメを探すには“コツ”があるという。 「検索の“キーワードの掛け合わせ”がポイントです。例えば、このカレイのように、『コロナ×給食用』だったり、『緊急×業務用』または、『コロナ×拡散希望』と、検索ワードを掛け合わせると、より緊急性が高く、値引きされている食材に出合える確率が高まります」 　ただ「お得」「訳アリ」だけでは、値引き率はあまり期待できない。 「さらに中には、それほど安くないのになんとか商品をさばこうと、コロナに関連したワードを便乗して宣伝文句に使うズルい業者もいます。だからこそ購入前に同じ商品を検索して、大体の相場を確かめることが大切です」 　松浦氏のアドバイスを受け、「在庫が大量に残ってしまった。どうかお助けください！」と嘆いていた業者の、冷凍かにフレークを買ってみた。お値段は2kgで1950円。相場の大体半額で、送料も込み。これはかなりお得だ。 　コロナ収束とともにお得な商品は減っていく。激安の通販グルメを堪能するなら、今が最後のチャンスだ。 お得度……★★★★☆（5点満点中4点） ＜Good＞激安でも、しっかりおいしい食材が多い ＜Bad＞賞味期限が短いので多くあってもやや困る ＜取材・文・撮影／激安商品取材班＞