『おかえりモネ』で注目の蒔田彩珠、声優に初挑戦。「お芝居は天職」
連続テレビ小説『おかえりモネ』での好演で高い注目を浴びた蒔田彩珠さんが、主人公の声を務めた劇場アニメーション『神在月のこども』が公開中です。
母を亡くしたことがきっかけで、大好きだった走ることが嫌いになった12歳の少女カンナが、神の使いの白いうさぎに導かれ、島根県出雲に行けば亡き母に再会できると信じて、旅に出ます。
カンナと同じく、「負けず嫌いで走ることが好き」という蒔田さんに、演じることへの思いを聞きました。
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――アニメ映画初挑戦でしたが、アフレコは難しかったですか?
蒔田彩珠さん(以下、蒔田)「絵の表情に合わせて声だけで表現していかなければいけなかったので、初めてのことで最初は苦戦しました。想像していた何倍も難しかったですね。12歳の女の子にどう近づけるかも頑張りました」
――カンナは単純な子どもっぽい高い声とも違いますね。
蒔田「そうなんです。抱えているものがあって、ただ高く明るくすればいいわけではないので、監督さんたちと調整していきました」
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――カンナの最後まで諦めない姿が胸を打ちます。ご自身と似ている部分はありますか?
蒔田「負けず嫌いなところは似てるかなと思います。走ることも好きです。小学校のときは、毎年リレーの選手をしていました。ただ、5年生のとき、選手を決める日にお仕事で休んでしまって、その年だけリレーに出られなかったんです。すごく悔しかったです」
――確かに負けず嫌いなようですね(笑)。カンナは大好きだった「走ること」への思いを見失う時間がありますが、蒔田さんは「演じること」への思いに迷った瞬間はありますか?
蒔田「迷ったとか、辞めたいなと思ったことは今までに一度もないです。逆にお芝居をしていてすごく楽しい瞬間があって、そういうときには天職だと感じます。泣くお芝居はあまり得意じゃないんですけど、たまに自分じゃなくなる瞬間があって、すごく涙が出てくるときがあります。そうしたときにすごく楽しみを感じます」