R-1優勝「お見送り芸人しんいち」の勝因を、元ファイナリストが読み解く
ギャグと「3分」時間制限との相性
私には、準決勝の敗因がそのことかどうかはわかりません。 しかし、だからこその審査員ではない視聴者投票、敗者復活です! アキトさんは今回、敗者復活以外での決勝進出はありえなかったのではないでしょうか。 結果として、イチ視聴者としてたくさん笑わせてもらいましたし、こんな人が決勝にいてもいいじゃないかと改めて思いました。 ギャグ連発の評価が低くなってしまったり、コントに対して『展開が欲しかった』といった審査員のコメントがあったりしました。 それらはすべて『3分』というルールに起因するかと思われます。 ギャグはやはり数秒が適正の尺でしょうし、コントは3分だと展開するのは少し難しいかもしれません。 『おクチミッフィーちゃん、ほっぺたるろうに剣心』、最高じゃないですか! 賞レースはもちろん『誰が1番面白いか』を決めるわけですが、このR-1グランプリは、厳密に言えば『「3分で」誰が1番面白いか』なんです。 陸上競技で1500m1位の人が、100mやフルマラソンで負けてしまっても全然変ではありません。 しかし、この大会は言うなれば、いくら100mが速くても、1500mしかないんです。 3分というルールが悪いわけではなく、3分に向いている人、3分に合わせられる人が勝つのです。 逆に、ショートコントやギャグも得意なサツマカワさんは今回、それらを封印し、番組内でも仰っていたように3分に合わせてきました。そして、狙い通りに決勝進出に漕ぎ着けました」R-1グランプリ2022
— R-1グランプリ (@R1GRANDPRIX) March 6, 2022
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さまざまな演出を取り入れるのが当たり前になりそう
さまざまな演出が繰り出されるのは非常に楽しい反面、これからはそういったことがもっともっと当たり前になってきそうです。 PCで絵を描いたり、スマホで音声を録音・加工したりするのは誰でも簡単にできる時代です。 今後、それ自体が武器やオリジナリティにはなりにくくなると予想されます。 やはり芸人さんは、やはり面白い『おしゃべり』『演技』があって、そのうえで演出かなとも思います。 【関連記事】⇒錦鯉のM-1優勝でソニーがお笑い賞レース三冠制覇。快進撃の理由とは【R-1グランプリ2022決勝ネタ】
— kento fukaya (@kf_p4) March 7, 2022
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