ところが、今から4年ほど前、ずっと隠し続けてきた娘さんの秘密があっけなくバレてしまいます。義母が遊びに来た娘さんたちに2人の過去をうっかり話してしまったのです。 「前々から娘たちには言わないようにお願いしていたのですが、もともと天然なところがある方なのでついポロッと話してしまったようです。 　帰宅した下の子から『おばあちゃんから聞いたけど、お母さんって不良だったんだね』とサラッと言われたときは、ショックで卒倒しそうになりました」 　ですが、肝心の娘さんたちのリアクションは薄く、驚いた様子を見せることもなかったといいます。 「上の娘は、『お父さんは見たまんまだし、お母さんだってすごく気が強いでしょ。夫婦ゲンカですごく口汚く文句言ってたりするしね。だから、驚きというか逆に納得しちゃった感じかな』って。 　アルバムにしまっていた特攻服姿やロングスカートの制服姿の写真を見せたらちょっと笑ってましたが、『コスプレのほうがもっと過激だよ』ですからね。こんな冷めた反応されるなんて拍子抜けというか今まで必死に隠してきたのが無駄に思えてきちゃって……」 　大切な人間に対して隠し続けている秘密の1つや2つは誰でもあるものですが、相手にとっては案外どうでもいい内容だったりするのかもしれませんね。 【他の回を読む】⇒シリーズ「夫・彼氏に隠している＆隠されていたトンデモないこと」の一覧はこちらへ 【他のエピソードを読む】⇒「実録！私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています！】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない！「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中！（採用時に謝礼あり）ご応募はここをクリック ＜文／トシタカマサ　イラスト／磋藤にゅすけ＞