アンガールズ田中が驚いた!間口3mの細長い敷地をフル活用した住まい
テレビ・ラジオのレギュラー番組が14本という人気芸人のアンガールズ・田中卓志さん。広島大学工学部で建築を学んでいた経歴を買われて、住宅番組のMCを務めるほか、建築関連の番組ゲストとしても引っ張りだこです。
そんな田中さんが住宅雑誌『住まいの設計』で2018年から連載している「家好き芸人 アンガールズ・田中が行く! 建築家の自邸探訪」が、1冊の本になりました。
今回はその中から、間口3m、奥行き13mの細長い敷地でありながら、タテの空間をうまく利用して楽しい居場所をつくり出し、快適に暮らす女性建築家の住まいを訪ねた回を抜粋して紹介します。
「家と家の狭間の小さい敷地なので、1階に通り土間をつくり、その上にリビングや畳の部屋など、いろいろな床が浮遊しているような住まいにしたんです」と話すのは、埼玉県さいたま市の約20坪の敷地に、夫と長女の3人家族で暮らす自宅兼事務所を建てた川島真由美さん。
壁や床の隙間から光が差し、各部屋が見え隠れするので、コンパクトでも広がりが感じられます。
リビングの奥に配された子ども部屋の上にはコンパクトな畳スペースがあり、キッチンまで見通せます。
「梯子で上り下りするのも楽しい。小さくても畳があるって、いいよね。昼寝したら気持ちよさそうだなあ」と田中さん。
2階リビングの床の一部が外せるようになっていて、そこからロフトに降りられるようになっています。さっそく田中さんもトライしますが「ええー、これどうなってるの!?」とちょっと腰が引け気味。
田中さんが着地したのはここ。高さを抑えたロフトはおもに収納に活用。このロフトには1階寝室からもアクセスできます。
「空中ピアノコーナーがあるじゃん!」とエアピアノに酔いしれる田中さんがいるのは1階の小さなロフト。川島さん家族はここを「ステージ」と呼んでいるそうです。
置き場所に悩んだという電子ピアノを配置し、下段は納戸にすることで、空間をうまく活用しています。
1階には川島さんのオフィスと多目的な土間スペース、さらに浴室や洗面、トイレなどの水回りと主寝室があります。
多目的な土間スペースは『hulalito(ふらりと)』と名付け、ワークショップなど、子どもたちも巻き込んだ様々なイベントを不定期で開催しています。
土間スペースには作業台にもなるカウンターもあり、引き出しの中にはゲストが自由に使える文房具などが入っています。
ロフトをつくってコンパクトな空間を有効活用
空中ピアノコーナーで田中さんが熱演!?
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『家好き芸人アンガールズ・田中が行く! 建築家の自邸探訪』 住宅雑誌『住まいの設計』で2018年からスタートした連載「家好き芸人 アンガールズ・田中が行く!建築家の自邸探訪」が1冊の本になりました。田中さんが訪ねた個性豊かな20軒のお宅をまとめて見られるだけでなく、田中さんの素顔に迫る新規記事も充実しています。 |